著者:橘玲
発行元:文藝春秋社
テクノ・リバタリアンまとめ
わたし、理系の人間じゃないけど、どちらかってーとテクノ・リバタリアンに近いな、考え方。日本的な自由をおそれ、合理性を憎む世間が嫌いなんだよ。自分に忠実に生きたいからね。そういう思いが、ピーター・ティールや、イーロン・マスク、サム・アルトマンに強いから、私は彼らを好きなんだろうな。こういうことを言ってると、「国があるから守られてるんだ」敵なことを言ってくる人がいるんだけど、その事自体は否定しないけど、国と個人との関わり合いは圧倒的に小さく少ない方がいいんだよな。そうなると、当然保守でもなければ、リベラルでもない。リバタリアンに行き着くんだ。そんな考えは、私に勇気を与えてくれる。もう、十分すぎるおじさんだけど。
テクノ・リバタリアンを読んだ理由
タイトルに惹かれて
テクノ・リバタリアンで仕事に活かせるポイント
リバタリアンの定義よね。ひとは自由に生きるのが素晴らしい。これに対して、リベラリズムは若干の修正を加える。ひとは自由に生きるのが素晴らしい。しかし平等も大事だ。自由主義に対抗する思想とひて「共同体主義(Communitarianism:コミュニタリアニズム)」があるが、それとても「自由」の価値を否定するわけではない。ひとは自由に生きるのが素晴らしい。しかし、伝統も大事だ。
テクノ・リバタリアンの目次
4つの政治思想を30分で理解する
マスクとティール
クリプト・アナキズム
総統府功利主義
ネクストジェネレーション
世界の根本法則と人類の未来
テクノ・リバタリアンの感想
私はイーロン・マスクとピーター・ティールが好きだ。2人の部下にはなりたくないけど(笑)2人が好きだ。ベゾスも、ゲイツも好きだし、ラリー・ペイジも好きよ。でも、ザッカーバーグとか、ベニオフとかは…。何とも言えない気持ちの整理がついたわ。イーロンとピーターは徹底したリバタリアンだからなんだわ。政治的な正しさとか、そういうものはクソ喰らえというスタンスが好きなんだよ。政府にいろいろ指示されるのは、まっぴらごめんた、と。なんどったら、政府に指示をだして、政府の関わりを圧倒的に小さくして、自由を手に入れたいと。
この考え方は、ものすごく危険よ。ある日突然、悪魔の様な独裁者になるかもしれない。そうならないための規制を取っ払え!と言ってるのが、イーロンとピーターだしな。でも、イーロンとピーターに言わせれば「そういう規制が、自由を奪い、人類から明るい未来を奪っているんだ」ということになる。
個人の自由、とても重要じゃん。
ピーターも、イーロンも、子供時代は友達が少なかったという。だから、共感性がないのて、徹底した個人主義の自由を求めているのだとも言う。
やべぇ…私もそうだった。
ただ、私は、イーロンや、ピーターほど数学的、コンピューター的才能はなかった。
なら、そんな人間は自由を目指しちゃだめなのか?
うむ…色々と考えてしまう。色々と考えてしまうけど、世界はイーロンやピーター的な自由と、アメリカ民主党的な政治的に正しい異論を一切認めない多様性主義にわかれるんだろうな、ということは理解できる。
タイトル:テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想
著者:橘玲
発行元:文藝春秋社