(映画.comより)
ヒッチコックの名作「鳥」を初めて見たのは、小学生の時だった。金曜ロードショーだか、土曜ロードショーだか、ゴールデン洋画劇場だか、テレビの洋画番組で見たのだ。夜にね。
そのときの恐怖だけは、覚えている。
鳥の集団に襲われる、その怖さだけは覚えている。
その映画を、大人になってから見てみる。アマゾンプライムって素敵なサービスね。
なんだろう・・・
鳥が襲ってくる恐怖、そのサスペンスを味わう映画だけではなかったんだな。登場人物の生活がいろいろと絡み合っている。男と女の、親と子と、女と女の、家族と家族の争いが描かれている。
しかし、そんな争いも、鳥の襲撃の前では意味が無くなってしまう。
「これ、どうやっておわったんだっけかな?」
鳥が襲撃してくる理由が一切明かされないまま、鳥の襲撃がアメリカ中に広まっていくなって話は、完全に忘れていました。
なにこれ、超怖い・・・
大人になったから感じる怖さ。伏線から感じる怖さ。回収できない伏線の不気味さ。
毎日、近所でムクドリの集団を見かけるたびに、少し背筋が寒くなってしまうようになってしまった・・・
監督 | アルフレッド・ヒッチコック |
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脚本 | エヴァン・ハンター |
原作 | ダフニ・デュ・モーリエ |
製作 | アルフレッド・ヒッチコック |
出演者 | ロッド・テイラー ジェシカ・タンディ スザンヌ・プレシェット ティッピ・ヘドレン |
(Wikipediaより)