著者:タカサカモト
発行元:徳間書店
PLMメソッドまとめ
パシフィック・リーグ・マーケティングが動き出した。最初の一歩は最大の収益源である放映権の管理。今までのプロ野球の仕来りを大きく変える。逆によく知らない人にとっては「なんで?」と思ってしまう。それくらいプロ野球はムラ社会だったんだよね。そんなプロ野球が野球好き以外の人々と向き合い始めたわけよね。
PLMメソッドを読んた理由
プロ野球について知りたかったため
PLMメソッドで仕事に活かせるポイント
やはり権利関係が、重要なんだよ
PLMメソッドの目次
PLMの誕生とジャージ姿の風雲児
きつねダンスブームの火付け役
夢を叶えた熱血タイガース少女
スポーツビジネスとキャリア
異色のインターン生
リアル“パシフィック”を目指して
COOは少年野球コーチ
PLMメソッドの感想
日本のプロ野球が、初めてストライキを行った。近鉄の消滅、楽天イーグルスの登場。Jリーグブームに押されていたプロ野球、とくに合併消滅の舞台となっていたパ・リーグの球団は生き残りのために立ち上がった。そのときに誕生したのがパシフィック・リーグ・マーケティング、通称PLM。
そもそもが企業、親会社の宣伝媒体として生まれたプロ野球球団には、それぞれのチームが金を稼ぐなんて発想はなかった。もちろん、リーグを運営するセ・リーグやパ・リーグが金儲けをしようなんて思ってなかった。なにしろ、球団の赤字は親会社が補填しても、税金が発生しないのだしな。
という状況を変えたのがPLM。各チームが保有していた放映権を一元管理し、販売する仕組みを作った。それにより、パ・リーグ6球団も、映像をビジネスに使えるようになったできた。
メデタシメデタシ。
なのだろうか?
最初からリーグが放映権を管理していたJリーグが引き合いに出されるのだけれど、Jリーグはオリジナル10のチームが共同出資して作った会社を解散させて、リーグに吸収してるんだよね。村井さんがチェアマンだった時代に。もちろん、それには理由があるのだけど。
ということで、PLMがパ・リーグを盛り上げるエンジンで有り続けることに期待!