発行元:日経BP
日経ビジネス 2023.11.20まとめ
もうね、人手不足はごまかせないし、お金がないのもごまかせないのよ。これからは人手不足で大量倒産時代になるのよ。平成の頃のような、何でも安価ですぐに届く&食べられるなんてことは、もうなくなるのよ。
日経ビジネス 2023.11.20を読んだ理由
週に一度のお勉強
日経ビジネス 2023.11.20で仕事に活かせるポイント
宗教的な集団を作り上げると、そりゃ組織は強くなるよな。でも、社員に考える力が生まれるのか?自主的に何かを生み出す力は生まれるのか?
日経ビジネス 2023.11.20の感想
今週号の特集は「食の2024年問題」ですね。もうね、人手不足すぎるのですよ。安い値段でこき使うから、様々な現場から人がいなくなっちゃったんですよ。みんなが安いモノを求めすぎた。みんなが安すぎるものを求めすぎたがために、安すぎる物がなくなって、市場が崩壊したんだよね。農業漁業の現場も、食品加工も、流通も、小売りも。「安売りこそが正義」って会社が市場を壊したんだよな。円安はもっともっとすすむので、「海外で安く加工して~」という作戦が通用しなくなる。逆に円安を利用して日本で様々なモノが加工されるようになるよ。まぁ、欲をかきすぎた人間の結末だね。で、円安地獄の人手不足になると、郊外や田舎に住んでいる人が強いんだよね。食べ物を自分で作れる余地があるからね。
で、そんな今週号を読んでいて他に面白かった記事はこれ。
「キーエンスをしのぐ営業利益率60%超え高収益企業オービック古き良き昭和を力に」
キーエンスの次はオービックがアツイらしいですよ。Misumiじゃないんですねw で、そんなオービックの特徴は次の5点にまとめることができるという。①徹底した自前主義②受注の厳格化③活発なワーキング活動④家族主義⑤終身雇用だが年功序列はとらない。むむむ・・・私はちょっと無理だな。
「ドイツ、欧州の病人に逆戻りも」
あぁ・・・ロシアの安いエネルギーと、中国市場に頼り切ってたからな。下手すると、ドイツが向こう側にいきかねないな。なんだろう、過去2回、同じことあったな。
「データセンター、液体で冷やせ」
液体といても水ではない。絶縁性のある冷却液。揮発性が低い油なんだって。つまり、液冷・油冷ということですな。空冷から液冷・油冷って、レシプロエンジン戦闘機の進化の過程を見ているようですな。
「日本製鉄・JEF、アルミの弱点を突く技術磨く 自動車のギガキャスト返り討ち」
いや、ギガキャストって「素材が鉄からアルミ」って単純な話じゃないんだよな。アルミの方が軽い!じゃなくて、車体をモジュール単位で一体成形できるってことがすごいんだよな。超大型のアルミ鍛造機で、がっちゃんてやるとボディができあがるんだよ。ヘンリー・フォード以来大きく変わってこなかった自動車生産の仕組みがドラスティックに変わることなんだよ。そこに目が行かないんだから、ダメだよなぁ・・・新たな成形技術や新鋼板を利用しても、多少の製造工程短縮じゃ、意味はないんだよなぁ。
「無人駅でキセル、無人店舗で万引き 人手不足が招く不正行為に苦慮」
もうね、性善説で施設を作るのがダメなんだよ。アメリカシカゴの地下鉄みたいに、絶対に正しくお金を払わないと外に出れないような自動改札にするとか、お金を払ってからじゃないと商品を手にできない自動販売機のような無人店舗にしないとダメなんだよ。
そんな今週号を読んでいて読みたくなった本はこれ
タイトル:日経ビジネス 2023.11.20
発行元:日経BP