著者:ハンナ・アーレント
発行元:みすず書房
- エルサレムのアイヒマンまとめ
- エルサレムのアイヒマンを読んだ理由
- エルサレムのアイヒマンで仕事に活かせるポイント
- エルサレムのアイヒマンから学んだことと活かせること
- エルサレムのアイヒマンの目次
- エルサレムのアイヒマンの感想
エルサレムのアイヒマンまとめ
アイヒマンはゲシュタポのユダヤ人移送局長官で、アウシュヴィッツ強制収容所へのユダヤ人大量移送に関わった。「ユダヤ人問題の最終的解決」に関与し、数百万人におよぶ強制収容所への移送に指揮的役割を担った人。そんなアイヒマンの残虐をアイヒマンの裁判から振り返る本。アイヒマン自身はユダヤ人大雨両虐殺について何も考えておらず、ただ「命令に従っただけ」と主張したことが有名なのよね。ここから平凡な市民でも権威の命令下では非人道的な行動を行う可能性がある・・・なんて考えが導き出されたり。そんなアイヒマンについてユダヤ人政治学者のハンナ・アーレントが記した本。「世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪である」というハンナ・アーレントの言葉が身にしみる一冊。そして、アイヒマンのような行動は、会社という組織の中で無意識に生活をしている自分もとってしまう恐れがあることに気づいてしまい、愕然とするわけですよ。
エルサレムのアイヒマンを読んだ理由
奥さんから勧められて
エルサレムのアイヒマンで仕事に活かせるポイント
判断を誤るとヤバイ
エルサレムのアイヒマンから学んだことと活かせること
- 学んだこと
- 人間、悪の存在には簡単になってしまう
- 活かせる方法
- いつでも自分を持ち続けることができますように
エルサレムのアイヒマンの目次
法廷
被告
ユダヤ人問題専門家
第一の解決 追放
第二の解決 強制収容
最終的解決 殺戮
ヴァンゼー会議、あるいはポンテオ・ピラト
法を遵守する市民の義務
ライヒードイツ、オーストリアおよび保護領ーからの移送
西ヨーロッパーフランス、ベルギー、オランダ、デンマーク、イタリアーからの移送
バルカン諸国ーユーゴスラビア、ブルガリア、ギリシア、ルーマニアーからの移送
中欧ーハンガリー、スロヴァキアーからの移送
東方の殺戮センター
証拠と証人
判決、上告、処刑
エルサレムのアイヒマンの感想
ハンナ・アーレントがユダヤ人大虐殺の最終的解決関与者、アドルフ・アイヒマンに関して綴った本。この本を始め、ハンナ・アーレントの著作から感じるのはナチスの残虐さと、人間の怖さだ。ホロコーストの実行責任者であったアイヒマンは、極悪非道な人間ではなく、普通に職務をこなしていた人間なのだ。世が世なら、真面目に働く公務員という感じだったのだ。だからこそ恐ろしい。自分の行っているタスクがどれほど極悪非道であっても、職務に対して疑問を感じず、与えられた職務は全うすべきだと思ってしまえば、歯止めはきかなくなるのだ。これ、ナチスドイツのお話だと思うから、遠い国の昔の話なんだよ。職務に対して疑問を感じず、与えられた職務は全うすべきだと常日頃から思っていたら・・・そりゃ、不正を行う会社はなくならないよな、と。そして、その不正が殺戮でなくて良かったですね、と。会社から何求められたのか?判断できる頭脳と、「やべぇ・・・」と感じたら逃げ出せる財力が必要だね。ナチスが行っていたことは、どこの国でも、どこの組織でも当てはまるし、起きる可能性があることなんだよ。「世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪である」なんだから。だから怖いんだよ。
タイトル:エルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告
著者:ハンナ・アーレント
発行元:みすず書房
