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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

破壊戦 新冷戦時代の秘密工作

 

著者:古川英治
発行元:KADOKAWA

 

破壊戦 新冷戦時代の秘密工作のまとめ

21世紀の戦争はバーチャル空間でも行われる。ネットの世界での戦いに備えろ!という内容の本。2022年にウクライナとロシアが戦争をおっ始め、西側諸国がもんなウクライナ側に着くとは思わなかったよな。そして、いくらロシアのネット破壊工作がすごいったって、西側諸国のハッカーが束をなしたら、勝てないよな。

 

破壊戦 新冷戦時代の秘密工作を読んだ理由

ウクライナとロシアの戦争があったから

 

破壊戦 新冷戦時代の秘密工作で仕事に活かせるポイント

とくになし

 

破壊戦 新冷戦時代の秘密工作の目次

第1章 工作員たちの「濡れ仕事」
第2章 ロシアのプレーブック
第3章 黒いカネの奔流
第4章 デマ拡散部隊の暗躍
第5章 プロパガンダの論理
第6章 サイバー攻撃の現場
第7章 コロナ後の世界

 

破壊戦 新冷戦時代の秘密工作の感想

ロシアとウクライナが戦争を始める前までは、インターネット上で破壊工作が行われることも、核兵器を用いて恫喝することも、怖かったんだよな。それがいまや「で?」という話になっております。ロシアがウクライナや、世界中に向けてサイバー攻撃をかけても、お金がなければその組織も維持できない。核兵器で恫喝しても、敵がひるまなきゃ、意味がない。そして、お金がなくて、核兵器で恫喝する以外の攻撃力が、ほぼない。

 

クリミア大橋が落とされ、ドイツ軍もびっくりな電撃戦でおいかいされ、戦線はグチャグチャになりる。独ソ戦のような肉弾戦をおこなおうにも、徴兵するカネがないし、徴兵しても装備を買うカネがない。石原莞爾の最終戦争のような状況がおきつつある。

 

ネット上での戦いが起き、インフラがぶっ壊されるのは怖いけれど、そういうことが可能なのって、平和でお金が回り続けるだけなんだな。2020年に書かれた本をロシアと西側諸国から支援を受けながら闘うウクライナを見ながら、そんなことを思うわけですよ。

 

 

タイトル:破壊戦 新冷戦時代の秘密工作
著者:古川英治
発行元:KADOKAWA