著者:廣瀬陽子
発行元:光文社
強権と不安の超大国・ロシアのまとめ
ロシアが旧ソ連の仲間であったウクライナに攻め込むなんて、そんなことこの本が書かれた2008年には、誰も思っていなかった。と思いきや、どうやら、そんなことはなかったらしい。旧ソ連から独立した国々の中に「ロシア」の影響力しか及ばない地域があっただなんて、知らなかった。私は、本当にものを知らないんだなぁ、と痛感するわけですよ。もっと、学ばねば。
強権と不安の超大国・ロシアを読んだ理由
ロシアとウクライナの戦争があったので
強権と不安の超大国・ロシアで仕事に活かせるポイント
何よりも、情報だ。そして、教育だ。この二つが必要だ。
強権と不安の超大国・ロシアの目次
プロローグ 旧ソ連からロシアが見える
1章 反ロシア精神、旧ソ連ノスタルジー噴出
2章 「未承認国家」という名の火薬庫 ロシアと旧ソ連の係争地
3章 ロシアのKGB体質
4章 知られざる親日国家群
5章 日本はロシア、旧ソ連諸国とどうつきあうべきか
エピローグ 強いロシアとプーチンのゆくえ
強権と不安の超大国・ロシアの感想
旧ソ連崩壊後からプーチン大統領の誕生、そしてプーチン首相とメドベージェフ大統領誕生の時代までのお話。なんだろうな、そんな時代にロシアとウクライナが戦争をするなんてことは、私はこれっぽっちも思ってませんでしたよ。どうやらかろいうと、ロシアとウクライナって仲間なんじゃないかと思ってました。
でも、違ったのよね。旧ソ連はイコールロシアでもなかったのだけれど、旧ソ連を構成する国々が、イコールソ連でもなかった。それぞれの国には民族と文化があったんだよな。
なので、みんな違うのだ。
そんな旧ソ連諸国について、教えてくれるのが本書。はやく戦争がおわって、元の時代に戻らないかな?と思う。でも、戻るのは難しそうだとも思う。