著者:ジョン・ケネス・ガルプレイス
発行元:日経BP
大暴落1929のまとめ
アメリカの景気、いや、世界の景気がおかしくなっている。そんなときは、過去に学ぼう。過去、もっとも大きな経済的事件だった1929年の出来事を学ぼう。その時、アメリカでは何が起きたのか?震源地であったニューヨークでは、ワシントンでは、何が起きていたのか。そして、大暴落は、どのように世界恐慌に繋がっていったのか?断片的にしか知らない内容を時系列的に分かりやすく教えてくれるのが本書。信用取引と投資信託によって、投資家の裾のが広がり、株式市場に流れるお金が増えたから、事故は大きくなったんだな。
大暴落1929を読んだ理由
景気の先行きが不透明なので
大暴落1929で仕事に活かせるポイント
やっぱ、歴史を知ろう
大暴落1929の目次
第一章 夢見る投資家
第二章 当局の立場
第三章 ゴールドマン・サックス登場
第四章 夢の終わり
第五章 大暴落
第六章 自治の悪化
第七章 暴落後の日々1
第八章 暴落後の日々2
第九章 原因と結果
大暴落1929の感想
1929年に起きた大暴落。ニューヨーク市場で起きた株価の大暴落を、起きる前から起きたあとに関して、植物の観察日記のように記した一冊。すごいな。誰もバブルだなんて思ってないし、株価は下がっても、そんなに下がるとは思っていなかった。信用取引により、実際の金額以上のお金を相場に突っ込めるようになった。投資信託のお陰で、専門的な株取引のハードルが一気に下がった。
とはいえ、アメリカ人の全てが投資家になったわけじゃなかった。投資ブームになっても、投資家は人口のごく一部だった。
それだけであれば、もんだいはなかったのだ。
2:8の法則じゃないけれど、投資家にシステムを最適化することによって利益はバイバイゲームでふえていったのだ。証券会社、銀行、企業、中央銀行、そして政府が、みんなそっちを向いていた。
その状況で株価が下がれば、システムは崩壊するよな。
投資家が占める割合が、人口において少なくとも。
それが大恐慌の原因だという。
ふむふむ。この辺から、よく調べよう。
タイトル:大暴落1929
著者:ジョン・ケネス・ガルプレイス
発行元:日経BP