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「富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのか

著者:丹道夫
発行元:集英社

 

 

富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのかのまとめ

私が好きな立ち食いそば屋さんの一つ、富士そば富士そばが、なんで立ち食いそば屋なのに落ち着いてそばが食べれるのかが、よくわかったですな。創業者である丹さんの人柄と思いがなせる技だったのね。最高ですわ。私が勝手に三大立ち食いそばチェーンと思っている、富士そば小諸そばゆで太郎小諸そばゆで太郎の秘密も知りたくなった。

 

富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのかを読んだ理由

富士そばが好きなので

 

富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのかで仕事に活かせるポイント

やはり、人なんだよな。SDGsとか、人財とか言わないで、しっかりと従業員に向き合えば、幸せを運ぶビジネスができるのだよな。

 

富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのかの目次

第1章 なぜアルバイトにボーナスを出すのか
第2章 富士そばが誕生するまで
第3章 人を育てるにはどうすれば良いか
第4章 商売のコツとは何か
第5章 経営者の役割とは何か
第6章 富士そばでは、なぜ演歌が流れているのか

 

富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのかの感想

最近、会社にいくことはすくないけれど、そんな会社の近所にある3件の立ち食いそば屋。ゆで太郎小諸そば、そして、富士そば。特徴がそれぞれ違うので、気分によって行く店を変える。ちなみに富士そばに行くのはよるデスよ。仕事が終わった帰り道、「お疲れ様」と紅生姜天そばを食べる。演歌を聴きながら蕎麦を食べて落ち着くには理由があったのね、ということを実感。

例えば、これ。マニュアルを否定するのではなく、マニュアル以上のサービスを提供しようという姿勢。他の会社じゃ、こんなコメントは出てこない。

 

理想は、お客様のためになることを考えて、自然と身体が動き、言葉を発しているような状態です。ただ、そこまでのサービス精神をもちあわせるのもなかなか難しい。私は自発的に動く動機が、自分の欲のためでも一向に構わないと思っています。さらにいえば、人間は自分の欲に遵って動いているときが最も自発的になり、良いサービスを提供できるのではないでしょうか。マニュアルは本質ではないのです。

 

さらに、このフレーズ。従業員のやる気を削がないための配慮を経営者が、それも創業者がするなんて。わたしは、あの人にこのことを伝えたいわw

 

何よりも気をつけているのは、従業員のやる気を殺ぐような言葉を決して発しないこと。しかし、世の中にはここで躓く経営者が実に多いように思います。
「君のアイデアは全然良いと思えない」「そんなのやらなくても結果が見えているだろう」
そうした言葉を口にすれば、従業員は白けてしまうでしょう。否定的な言葉を叩きつけるのではなく、まずは「君に任せた。やってみなさい!」と前向きにリードするべきです。

 

優しさは、心の余裕から生まれるということも教えてくれる。とてもありがたいことです。

 

従業員を追い込んで百万円の売上を達成するより、みんなで楽しくやりながら八〇万円の売上を確保できる方が絶対に良い。ほどほどに儲けて、精神的な余裕がある状態が一番。差額の二十万は、損ではなくて、余裕代として払ったと考えれば良いのです。

 

で、その心の余裕はお金から生まれるのでしょうねってことも。

 

報酬が少ないと、人間はどうしても力を出しおしみしてしまうのです。もちろん自分では頑張っているつもりでも、本当は100あるエネルギーのうち、実は80くらいしか出していない。80ならまだ良い方で、半分、それ以下という人もいるかもしれません。「どうせ給料が安いんだ。そこまで仕事しなくても良いじゃないか」という考えが一度でも芽生えたら、もういけない。ヘトヘトになるまで全力で働いてくれることは稀です。

 

 

給料がなにより重要。これ、うちの会社の社長に伝えてあげたいですわw

で、なんでそういうことが言えるのかといえば、丹さんの博愛主義、リベラルな考えがあるからなんだよね。こういうことをさらっと言えてしまう丹さんがすごいですよ。

 

繰り返しますが、私は人間はみんな平等だと考えています。金持ちも貧乏人も、老人も子どもも、男も女も、どっちが上でどっちが下でということはない。
経営者と従業員も同じです。立場や地位は違えど、人間としては平等に決まっています。そう考えているのだから、実際にそれを待遇に反映させるのは当然のことなのです。

 

 

そして、最後にこの言葉が刺さった。マズローの欲求5段階じゃないですが、居心地がよいって重要なのよね。

 

お金はもちろん必要だけれど、居心地が良くないかぎり、社員は居ついてくれない。ましてや、ただプレッシャーをかけるだけでは、人は動かない。人間というのは押せば動く道具ではない。そんな当たり前のことにやっと気づいた私は、猛烈に反省しました。

 

 

コロナ禍の外出自粛で閉店してしまった富士そばもあるかもしれないですが、私は富士そばをお植えし続けますよ。そう心に誓った読後でした。

 

 

タイトル:「富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのか
著者:丹道夫
発行元:集英社