著者:浜中憲一/角澤明
発行元:生産出版
生産財マーケティング戦略のまとめ
アマダです。アマダナじゃないです。オシャレ家電ではなく、日本の製造業を支えるど真ん中のB to B企業です。そのアマダがどんなマーケティングをおこなって来たのか? アマダの中心部でマーケティングの実務を担ってきた著者が語ります。そこまで語っていいのでしょうか? とドキドキしてしまう内容まで記されている本ですよ。
生産財マーケティング戦略を読んだ理由
B to Bマーケティング業界の片隅で生きているので
生産財マーケティング戦略で仕事に活かせるポイント
血なまぐさいまでに事例です。事例はそのままで横展開ができません。しかし、生き残ったという実績はあります。ここから要素を抽象化して抜き出すことができれば、最高です。
生産財マーケティング戦略の目次
第一部 アマダのマーケティング戦略
第二部 マーケティング戦略実践マニュアル
生産財マーケティング戦略の感想
アマダといえば板金加工機械の総合メーカー。日本の製造業を支えるど真ん中のB to B企業です。ソニーや、ホンダのように戦後、いっきいに成長した企業です。が、それらの会社のような一般的な知名度はありません。そりゃ、日本の製造業の屋台骨を支える黒子の企業だからね。ファナックや、キーエンスのような派手さもないので、知る人ぞ知る存在となってます。
でもね、私はその力は技術力オンリーだと、思ってました。浅はかでしたね。そんなことありませんでしたね。知識が薄っぺらでしたね。
もちろん、アマダには技術力があります。そして、アマダには技術力を支えるマーケティング力があったのです。マーケティングとは広告や集客だけではないのです。マーケティングには4Pが必要なのです。
アマダでは、その4Pをどのように活用したのか?しっかり説明されています。
そして、マーケッターが重要視されていた、ことを教えてくれます。
正しいマーケティングをすれば、方向性に間違いを起こすことはない
マーケッターは信念をもって壁をぶち破る情熱と熱意が必要である。また企業組織は、判断に迷ったときはマーケッターの意見で経営決定をする仕組みの構築が重要である。
アマダ、すごい会社です。