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直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録

著者:秋元雄史
発行元:ディスカバートゥエンティワン

 

 

直島誕生のまとめ

わたし、こうみえて現代アートが好きなんですよ。なんで好きなのか?好きになったのか?というと、現代アートが大好きな奥さんといっしょに、直島に行ったから。直島に行くまでは、ぶっちゃけ、全く興味は無かったです。それが、直島に行ったら、ガラッと変わったのです。ベネッセハウスに泊まり、地中美術館を訪れ、家プロジェクトを体験し、海辺の南瓜をみたら、現代アートが大好きになってしまいました。そんな直島の誕生秘話を、いまの直島を生み出した秋元さんが語ります。

 

直島誕生を読んだ理由

直島に行きたいなぁ~また行きたいなぁ~と思いだしたから

 

直島誕生で仕事にいかせるポイント

特技を磨くってことですね

 

直島誕生の目次

第1章 「直島」まで
第2章 絶望と挑戦の日々
第3章 暗闇の中を突っ走れ
第4章 現代アートは島を救えるか
第5章 そして「聖地」が誕生した

 

直島誕生の感想

うちの奥さんと直島を訪れたのは、結婚したばかりの頃だから、いまから15年も前のことだ。瀬戸内海に浮かぶ島に行くといわれても、あまりうれしくなかった。現代アートにも興味が無かったし、高級ホテルにも興味が無かったからね。なので、満員に近かったフェリーに乗ったときは「物好きが多いものだなぁ」と、すごく他人事な感じでした。

が、一泊二日で直島を旅してわかったことは、わたしがそんな物好きな人の仲間になってしまったことですわ。美術館でお行儀よく収蔵品を眺めるのではなく、建物全体、島全体で、美術を味わう。その体験に、その素晴らしさに、脳天を打ち抜かれてしまいました。

個人的には、南瓜と、モネの睡蓮ですね。地中美術館の中にあった有名な絵画なのですが、地中美術館までの自然と一体になっているような雰囲気を味わうことができ、一発でモネの世界にやられてしまいました。

そんな直島の誕生秘話を、直島を生み出した秋元さんが綴る名著。

美術ってすごい奥行きがある世界なんだな、って実感できます。

そして、キュレーターという仕事の醍醐味も。

展示品で世の中を批判するなんて、なかなかで気ないっすよ。わたしは、それを味わうだけです。

 

 

タイトル:直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録
著者:秋元雄史
発行元:ディスカバートゥエンティワン