著者:草森紳一
発行元:芸術新聞社
中国文化大革命の宣伝 下巻のまとめ
ただ、ただ、ただ、毛沢東ってすごいな。それしか思えなくなる下巻ですな。いや、毛沢東だけじゃないな。毛沢東を取り巻くさまざまな人物、みんなそうだ。アウトレイジじゃないけれど、登場人物、みんな悪人だw ここまで自分を正当化するための権謀術数を繰り広げることができるなんてすごいな。そして、その範囲は自分の半径2メートル以内とかの小さな範囲ではなく、国をもまたいでいくという。なんだろう?ここまで毛沢東や、四人組を駆り立てたのは死への恐怖なのか?承認欲求なのか?その辺が気になってきた。
中国文化大革命の宣伝 下巻を読んだ理由
中国共産党の宣伝方法が気になったため
中国文化大革命の宣伝 下巻で仕事に生かせるポイント
この宣伝手法すべてかもしれない
中国文化大革命の宣伝 下巻の目次
感想
壁新聞
筆蹟/肖像
数詞の霊力
革命模範劇
中国文化遺産の発掘
天安門
中国文化大革命の宣伝 下巻の感想
上下巻で、紹介された文化大革命の宣伝方法は次の通りだ。
宣伝体
紅衛兵
スローガン
下放
米中外交
林彪/四人組
大義、親ヲ滅ス
毛主席万歳
万里の長城
壁新聞
筆蹟/肖像
数詞の霊力
革命模範劇
中国文化遺産の発掘
天安門
なんだろう、この守備範囲の広さは。政治宣伝というと、アメリカ軍のPRや、ナチスドイツが有名。最近だと、タリバンとか、ISISも、宣伝上手だ。しかし、そのような団体だって、ここまで幅広くチャネルを使っているのだろうか?
子供に親を殺させることによる情報伝達とか、自分の筆蹟とか、なによこれ?というレベルだ。
芸術や、新聞、つまりメディアは分かる。文化遺産も、わかる。
しかし、この幅の広さって。もっともっと、文化大革命について調べないとやばいかもしれないな。
我々は知らないうちに、先導されているかもしれない。