WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

NAVI CARS Vol.28

発行元:ボイス・パブリケーション

 

 

やっぱ、昔の自動車雑誌は面白かったなぁ。80年代90年代を代表する自動車雑誌としてNAVIがよくでてくるけれど、その年代は、他の自動車雑誌も面白かったよ。で、今号を読んでいて分かった。その頃の自動車雑誌編集者は、自動車以外に対しても、造詣が深かったんだよ。インテリだったんだよ。だから、自動車に関する記事なのだけれど、すごく奥行きがあったんだよ。企画もそうだな。いまは、単なるクルマ好きだけが自動車雑誌を作っているから、奥行きもなにもないんだよな。だって、自動車に関する情報だけなら、自動車メーカーの開発者や、クルマやのおっさんの方が詳しいんだもの。

 

積ん読の山にありました

 

深い教養が無ければ、薄っぺらい文章や、企画になってしまう。頑張ろう。

 

特集は「クルマ雑誌は死なない。」ですね。NAVI CARSが死んでしまった今、なんという特集なのでしょうか。

面白いか?面白くないか?といえば、面白かったですよ。

鈴木正文さん、三本和彦さん、高島鎮雄さん、小川義文さん、加藤哲也さんのインタビューがよかった。これに、山口京一さんがいれば、言うことなかったですね。

そう、CG&NAVIのメンバーですねw

で、そのような方々のインタビューを読んでいてわかったことがあります。鈴木正文さんも、三本和彦さんも、高島鎮雄さんも、小川義文さんも、加藤哲也さんも、自動車以外に関する知識と教養が半端ないってことです。その教養と知識が、自動車のインプレッションや、企画に反映されていたんだな、と。

そりゃ、今の自動車雑誌はあれですよ。

みんな自動車にそこそこ詳しい人が作っているだけですもの。

自動車に関する知識や情報だったら、自動車メーカーの開発者、街の自動車屋のおっさんの方が詳しいですからね。そういう方々がSNSで公表している情報の方が、自動車雑誌に載っている情報より、深くて、面白いんだもの。

ここだろうな。雑誌や、Webとかに限らず、自動車に関するメディアが生き残っていく秘密は。

 

 

タイトル:NAVI CARS Vol.28
発行元:ボイス・パブリケーション