幕張少年マサイ族のまとめ
東京新聞千葉版に連載されていたエッセイ「過ぎし楽しき千葉の日々」のまとめ。そのままを単行本にしたのではなく、加筆修正したもの。椎名誠サンと言えば、冒険小説&エッセイが有名(得意)な作家です。そのような椎名誠サンを作り上げた、少年時代の日々が綴られています。もともと、新聞に掲載されていた連載のため、1話1話がすーっと読めるのが特徴。新都心と呼ばれている幕張の歴史に思いをはせることができます。
幕張少年マサイ族を読んだ理由
椎名誠サンのファンだから
幕張少年マサイ族で仕事に生かせるポイント
とくになし
幕張少年マサイ族の感想
幕張新都心と言えば、高層ビルに群に、幕張メッセに、野球場。ZOZOに、QVCに、イオングループなどの本社が集まる場所。湾岸高速沿いに現れる巨大な街は、その昔、遠浅の海だった。
自然豊かな幕張の海で遊んだ時代。その海が、埋め立てられ、広大な草原となった時代。その草原が開発され、幕張メッセの建設が行われた時代。
世界を旅する作家、椎名誠さんが作られていく家庭がよく分かるエッセイです。
幕張メッセとは全く関係のない、埼玉県のど真ん中で育った私ですが、本書を読んでいると、当時の東京湾の様子が頭の中に浮かび上がってきます。
あの当時の海が残っていれば、今の東京は全く違った海になっていたんだろうな、と思うわけです。