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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

地図のない場所で眠りたい

著者:高野秀行角幡唯介
発行元:講談社

 

地図のない場所で眠りたいのまとめ

何人もの作家を生み出し、何人もの探検家を生み出している名門早稲田大学探検部。文学部でも、政治経済学部でもなく、探検部。探検部OBで、探検家であり、ノンフィクション作家である高野秀行さんと、角幡唯介さんの対談本。二人のファンであり、早稲田の探検部に入りたかった私にとっては、夢のような本。探検すること、文章を書くことに対して、真摯のなれる一冊。

 

地図のない場所で眠りたいを読んだ理由

そりゃあ、高野秀行さんも、角幡唯介さんも、大好きなのです

 

地図のない場所で眠りたいで仕事に活かせるポイント

語学力と読書量ですね。言葉ができなければ、人と触れ合うことができないし、大量に本を読まなければ、人として深みが出ない。

 

地図のない場所で眠りたいの目次

第一章 僕たちが探検家になるまで
第二章 早稲田大学探検部
第三章 作家として生きること
第四章 作品を語る
第五章 探検の現場
第六章 探検ノンフィクションとは何か

 

地図のない場所で眠りたいの感想

かたや、ソマリランド。かたや、北極。かたや、アヘン栽培。かたや、GPSに頼らな局地旅行。私が大好きな作家、高野秀行さんと、角幡唯介さんの世界を簡単に説明すると、こんな感じだ。もう、とんでもない世界。誰もやらないこと、誰も行かない場所にでかけて、その内容を文章にする。

そんな生活に憧れていたのだ。だから、早稲田大学全学部受験を2年繰り返したのだ。早稲田の探検部に入りたくて。

でも、入れなかった。入らなくて良かったのかも。

だって、高野さんも、角幡さんも、天才なんだもの。やっぱ、すごいよ。この二人。行動力も、発想力も、凄い。それに何より、文章力が半端ない。その文章力を裏付ける読書量も半端ないし、語学力だって超ハイスキルだ。

探検に興味がない人、誰もやったことに興味がない人、一般的な日常生活を送りたい人も楽しめる一冊に仕上がっているのが素敵。

重要なので、繰り返しますが、探検に興味がない人でも、文章力向上に興味がある人は、読んだほうがいい一冊ですよ。文章力向上のためには何をすればいいか? 文章の喧嘩十段ようなお二人が、具体的な方法を教えてくれるのですから。

わたしも、モレスキンのノートを買おう。

 

 

タイトル:地図のない場所で眠りたい
著者:高野秀行角幡唯介
発行元:講談社