著者:太田哲雄
発行元:講談社
アマゾンの料理人のまとめ
アマゾン彡カカオの普及や、軽井沢のレストランや、各種メディアへの出演で有名なシェフの太田哲雄さん。ミシュランの星付きレストランを経営したり、プロフェッショナル仕事の流儀に出演したりして「どや!」とやらない、素敵な料理人。何故にそのような考えに至ったのか? 太田哲雄さんの料理人対する考え方を楽しく知ることができる一冊。なに、この人、椎名誠か! 文章がすげーオモシロイぞ。この人、イモトアヤコか! 体験談が半端ないぞ。ワクワクしながら、料理と自然環境に対して思いを馳せることができる一冊。
アマゾンの料理人を読んだ理由
太田哲雄さんをクーリエ・ジャポンで知ったので。より詳しく知りたくなりました。
アマゾンの料理人で仕事に活かせるポイント
言語ですよ。言語。グーグル翻訳がどんなに進化しても、くだらない日常会話をするためには、その土地の言語を覚えなくては。それが、信頼を得る第一歩だ。
アマゾンの料理人の目次
はじめに そうだ!料理人になろう
第一章 冷たいシャワーとパスタ修行
第二章 マフィアのボスが愛するウェディングケーキ
第三章 世界一予約の取れないレストラン
第四章 対決「プラダを着た悪魔」in MILANO
第五章 現代“ピッツァ”百珍
第六章 南米初上陸に野犬の洗礼
第七章 料理で国を動かす男
第八章 アマゾンでスパルタホームステイ
第九章 カカオ村と運命の出会い
第十章 ガリンペイロと孤立部族の真実
第十一章 アマゾン、そして僕のこれから
第十二章 対談 太田哲雄✕川手寛康 「フロリレージュ」シェフ
アマゾンの料理人の感想
すごいなぁ、太田哲雄さん。
修行積んだレストランには、世界的に有名なレストランが何軒も含まれる。ミシュランの星を足したら、すごい数になること請け合い。それぞれのレストランが、ミシュランの星を何個獲得しているのかは、知らないけれど。
世界各地で体験した出来事は、まるで映画や、テレビ番組のよう。ふつーの料理人は、超お金持ちのイタリアンマダムのお抱えシェフとかしませんよ。アマゾンの奥地で金の採掘とかしませんよ。アマゾンに住む家族にお邪魔して、子どもたちと、ペットのナマケモノと一緒に寝ませんよ。
ペルーのアマゾンで太田哲雄さんが体験すること、文章残している内容と言ったら、椎名誠さんや、高野秀行さんが体験し、文章に残すようなことばかりだ。アマゾンに住むおじさんとともに、カピバラや、亀を獲って、料理をして、食べるなんて、ふつーの料理人はしませんよ。冒険家や、冒険好きなエッセイストのやることですよ。
すごいな。ほんとにすごい。
これらすべて、自分の料理に対する好奇心に、真摯に向き合った結果なのだ。地球の環境を循環させ、自然を味わうため結果なのだ。素材をありがたく、無駄なく味わい、自然を循環させる考え方、私も賛同します。
そんな太田哲雄さんの作る料理が食べたいな。
そして、太田哲雄さんのように、言葉を自由に扱えるようになりたいな。わたしは、英語と中国語にチャレンジしよう。
タイトル:アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所
著者:太田哲雄
発行元:講談社