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世界探検全史 道の発見者たち 下巻

著者:フェリペ・フェルナンデス-アルメスト
訳者:関口篤
発行元:青土社

 

世界探検全史 道の発見者たち 下巻のまとめ

世界の道を見つけた人≒パスファインダーの歴史に迫る下巻。歴史に迫ってないなw歴史書ですからね。下巻はコロンブスの一行がアメリカ大陸を発見してから、つい最近の20世紀末まで。世界の覇者がスペイン&ポルトガルから、イギリス、そしてアメリカに移る時代ですな。世界の覇権がアメリカに移るまで、探検者が新たな土地や、ルートを見つけることが、そのまま国力アップに繋がったんだよな、というふつーの感想wそして、この帝国主義的な流れにようやく追いついてきたのが中国なんだな、と。

 

世界探検全史 道の発見者たち 下巻を読んだ理由

最近、探検や、冒険に興味があるので

 

世界探検全史 道の発見者たち 下巻で仕事に活かせるポイント

細かく調べることは重要なことね

 

世界探検全史 道の発見者たち 下巻の目次

6 世界一周 グローバルな諸ルート、1500年頃〜1620年頃
7 連結する 世界規模合流、1620年頃〜1740年頃
8 突破する 世界の拡大、1740年代〜1840年
9 グローバル化 制限された水平線、1850年頃〜2000年

 

世界探検全史 道の発見者たち 下巻の感想

日本史の授業では16世紀にポルトガル人が種子島にたどり着き、鉄砲を伝えたと教わる。世界史の授業では、その時期を大航海時代だと教わる。

日本より科学技術が進んでいたヨーロッパ諸国が、世界一周を行うようになり、その流れに日本が登場したのね。それくらいにしか思っておませんでしたよ。全く違いましたね。ポルトガルも、スペインも、オランダも、イギリスも、遠方へ航海に出るの命がけだった。言われてみれば、そりゃあ、そうよね。蒸気船は、まだ、登場していないのだから。風力、潮力、人力が動力源だったのだから。

では、なぜ、そこまでのリスクを追って、遠方にでかけたのか? 自国の影響範囲が広がれば、それはそのまま、経済力の向上に繋がったから。とはいえ、そうは簡単に、話は進まない。あると言われていたエルドラドなんてどこにもなかったし、ということが多かった。

その無鉄砲さってなんなのだろう? 今の生活、今の社会に満足していれば、知らない世界へたびに出ようなんて思わなかったんだろうな。マヤとインカの人々は、スペイン人がやってくるまで、交流することはなかったというしな。

そう考えると、風光明媚な場所にでかけ、観光を楽しむというの、ものすごく新しいこと、つい最近に始まったことなんだな、と思うわけです。

しかし、上巻のあとがきはしっかりと書かれていたのに、下巻のあとがきが超シンプルなのは、どーしちゃったのでしょうか?

 

 

タイトル:世界探検全史 道の発見者たち 下巻
著者:フェリペ・フェルナンデス-アルメスト
訳者:関口篤
発行元:青土社