発行元:都市出版
東京人 2021.04のまとめ
シティ・ポップとは、なくなってしまったオシャレな東京を歌った曲のことなんだとおもう。風街じゃないけれど、もう、その曲に歌われているような街は、どこにもないんだよな。そんな東京に思いを寄せるのがシティ・ポップなんだよ。そんな場所を探して、のんびりとドライブする時に最適なんだよな。シティ・ポップって。
東京人 2021.04を読んだ理由
そりゃ、シティ・ポップことニューミュージックは好きだからね。ジャパニーズAORとも言われてますが。
東京人 2021.04を仕事に活かせるポイント
とくになし
東京人 2021.04の感想
今月号の特集は「1970-80年代TOKYO シティ・ポップが生まれたまち」。もう、江口寿史の表紙が最高。この特集はたまりませんな。
フォーク・ソングに対するアンチテーゼとして生まれてきたのがニューミュージック≒シティ・ポップだという認識でした。それはそれで間違いはなさそうなのだけれど、どうやらそれだけではないらしい。そんなことが、松本隆さんをはじめとした当事者のインタビューから見えてくる。東京近郊出身の若者たちが、様々な洋楽を浴びるように聞き、それをきっちりと消化させ、熟成させた音楽なんだな、と。なので、暑苦しい成り上がり感も、ジメジメした悲壮感も、ない音楽となっている、と。だって、フォーク・ソングでは憧れや、反抗の対象となっていた東京がすぐそこ(少し離れている場所)にあるんだからね、と。
とはいえ、そんな細かいうんちくはどーでもいいのだ。「メジャー7thが持ち込まれた」と言われても、全くわからないのだ。わたし、音楽的なセンス皆無なので。
ただ、山崎まどかさんの言うように「自分が憧れていた大人の東京は、自分が大人になった時にはもう存在していなかった」のですな。
そんな音楽を流しながら、のんびりと都内を走りたいわけですよ。個人的には「ティン・パン・アレー」と「ピチカート・ファイヴ」が好きですね。
ピチカート・ファイヴは、野宮真貴がヴォーカルの時代が好きなので、そう考えると渋谷系ですね。
そんな今月号を読んでいたら
を読みたくなりましたな。
あと、台湾のイラストレーター、ガオ・イェンさんのイラストが素敵。彼女の作品を集めよう。
タイトル:東京人 2021.04
発行元:都市出版