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イザベラ・バードを鉄移動でゆく 新にっぽん奥地紀行

著者:芦原伸
発売元:山と渓谷社

 

まとめ

明治初期の日本を旅したイギリス人女子絵探検家のイザベラ・バード。彼女が旅した道を、21世紀の現代にたどってみる旅行エッセイ。おもろいじゃないか。バードが旅した道にそって、鉄道が走っているだなんて、この本を読んで初めて知りましたよ。関東から会津に抜ける難所も、野岩鉄道があるしね。著者がバードの著書を参考に旅したように、私はこの本を片手に旅しようかな。

この本を読んだ理由

イザベラ・バードの探検記が非常に好きだからですよ。

仕事に生かせるポイント

過去の名作をなぞって、現代に旅をするというのは、ネタとして使えますね。

目次

第1章 横浜 日本の青春時代に思いをはせる
第2章 東京 上位の嵐と首都のきらめき
第3章 日光 妖精のいる美しい宿で
第4章 会津 日本は”おとぎの国”ではなかった
第5章 大内宿 バード、奥会津の宿場町をゆく
第6章 新潟 水の都で出会った伝道師たち
第7章 置賜 実り豊かな東洋のアルカディア
第8章 上山 温泉・城下町で長旅の疲れを癒やす
第9章 秋田 明るく陽気な風景と祭りの賑わい
第10章 大館 船の事故にも動じなかった鋼の淑女
第11章 黒石 バードの心を打った礼節と親切
第12章 函館 未踏の地、北海道に到着
第13章 噴火湾 どこか故郷に似ていた北の大地
第14章 室蘭 アイヌによって解放されたバードの心
第15章 勇払原野 あらゆるものの果ての地
第16章 平取・二風谷 終着点でバードが見たもの

感想

時は1878年。開国したばかりの日本の地を踏んだのは、イギリス人女子探検家のイザベラ・バード。日本に欧州の人が来るこ自体が珍しかった時代に、東北地方や、北海道を探検したイザベラ・バード

そんな彼女の旅行記を参考にした、お手本にした作品は数多く生み出されています。

本書もそんな仲間。

鉄道を利用しながら、バードの旅路をなぞる本。

イザベラ・バード日本紀行」に登場する文章と、21世紀の情景が、脳内で重なって、ものすごい奥行きのある世界を生み出してくれます。

素敵だなぁ。

私も、著者のようにバードの足跡をたどる旅を送りたいな。

そして、思ったのです。

イザベラ・バード日本紀行」で大河ドラマを作ればいいのに。

主人公は「マッサン」でエリーを演じたシャーロット・ケイト・フォックスで。

 

 

タイトル:イザベラ・バードを鉄移動でゆく 新にっぽん奥地紀行
著者:芦原伸
発売元:山と渓谷社