著者:村岡俊哉
発行元:文藝春秋
まとめ
都内で事務所を構えるなら、上野か、神保町か、新橋だと思ってたんだよね。で、新橋なら新橋駅前ビルか、ニュー新橋ビル。あの昭和な感じが、雑多な感じが、猥雑な感じが良かったのだよね。そんな新橋駅前ビル群の日常がわかって素敵な感じ。
この本を読んだ理由
新橋が好きだからね
仕事に活かせるポイント
とくになし
目次
第一章 マーケットの裏路地が遊び場だった
第二章 妖しい中国系マッサージ街の謎
第三章 裏新橋の入り口に立つ
第四章 カプセルホテルに暮らす演歌師のブルース
第五章 ピンクの部屋に住む蜥蜴
第六章 駅のホームを見下ろす部屋で
第七章 生卵をかっこ味ながら頭を刈る
第八章 スナックは魔の巣か団欒か
第九章 汐留再開発が支えた幸福の味
第十章 浮世と現実を登り降り
感想
新橋の駅前に立つラビリンス群。戦後の闇市をスタート地点にもつ雑居ビル。昭和の時代で進化が止まってしまっているビルの日常に触れる本。
新橋が好きです、って言ったってニュー新橋ビルのお店に、隅から隅まで訪れているわけじゃないんだよな。
なぜ、あのようなビルができたのか?なぜ、中国系マッサージがあんなにあるのか?ビーフン東の歴史とは?
ニュー新橋ビルに住居棟があるってことを知らない人にもおすすめの本だね。
タイトル:新橋パラダイス 駅前名物ビル残日録
著者:村岡俊哉
発行元:文藝春秋