著者:北康利
発行元:PHP研究所
まとめ
元宝塚の女優さん。という認識でしかなかった安奈さん。本当にソレしかなかったです。そんな安奈さんの半生に迫った1冊。宝塚音楽学校の仕組みと、宝塚歌劇団の仕組みがよく分かりましたね。
この本を読んだ理由
渋沢栄一について北康利さんが書いた本を買いに行ったら、偶然見かけたので。北さんが、芸能人について書くとは!と。
仕事に活かせるポイント
好きこそのモノ上手なれってことなんでしょうかね。それとも、本当に好きなモノは仕事にしちゃダメってことなんでしょうかね。
目次
ルーツは霊山戸隠
富岡さんは王子様!
宝塚少女歌劇
宝塚をゆりかごのようにして
運命の合格発表
清く、正しく、美しく
いきなりやらかした大失敗!
どないしょ、どないしょ、どないしょ
鬼のストーン
人知れず悩みながら
ついに男役トップの座へ
ベルサイユのばら
鴨川清作との別れ
第二の人生と母の死
死の淵をのぞき込んだあの日
不死鳥のごとく
感想
安奈淳さん。たまにテレビや、ラジオで見かけていた、聞いた気がする。
それくらいの認識でしたね。
そんな芸能人である安奈さんについて、北康利が書いた1冊。
なんと!吉田茂や、白洲次郎、小林一三、渋沢栄一と同じですか!ということでびっくり。
そして、この本を読んではじめて知ったのは、安奈さん、元宝塚で男役のトップスターだったのね。知らなかった。まぁ、知らなくて当然かもしれない。私が生まれた頃に大ヒットした「ベルサイユのばら」が当たり役だったのだもの。
そんな安奈さんの半生を教えてくれる本。
私には、阪急と宝塚について教えてくれる本。
小林一三はビジネスマンにして、クリエイターだったんだな、と。
そして、ウチの娘さんが宝塚に入りたいって言い出したらどうしようかと。