発行元:日経ナショナルジオグラフィック
まとめ
今月号も、新型コロナです。新型コロナによって、世界がどのよう変わったのか?が、痛いほどよくわかります。もう、コロナ以前に戻れないんだな、と。そして、新型コロナは、今まで隠してきた社会的歪み一気に表に出させたんだな、と。
この本を読んだ理由
月に一度は地球つい考えないとね。
仕事に活かせるポイント
人生について考えさせられたけれど、仕事についてはなかったです。
目次
ウィズ・コロナの日常
最初の100日
ウイルスとワクチン
パンデミックの先に
同世代の若者と手紙
観客席の植物たち
逼迫の医療現場:ベルギー
それでも科学を信じる
一変する暮らし:インドネシア
地球を守るチャンスに
都市封鎖傷跡:ヨルダン
コロナ禍広がる世界貧困
貧困地区の危機:ケニア
パンデミックで試される人間性
偏った命の重さ:米国
感想
今月号の特集は「ウイルスに襲われた世界」です。一冊まるごと新型コロナウイルス特集です。
いつものナショナルジオグラフィックと、ちょっと違います。クォリティ高い写真と、洞察が深い文章構成されているのは、今までと同じです。ただ、写真が少ない。そして、どの写真からも、暗く、重たい空気が伝わってくる。さらに、文章が、多くて、重い。
けれどね、3回も読み返してしまいましたよ。日本のニュースや、ワイドショーの切り口とは違うのですよ。重たさの中にも、科学に基づいたエビデンス付きで、明るい未来への展望が記されているんだよね。
個人的に新型コロナウイルスの壊さは、今まで隠れていた、隠されていた、社会的な問題を、すべて明らかさせたことなんだろうなって。
外出禁止で、命を守れ!とやっただけでは、守れない命もたくさんあるんだよなって。新型コロナが恐ろしいのは、キレイな嘘まで、どこかに飛ばしてしまったことなんだよな。
タイトル:ナショナルジオグラフィック日本版 2020.11
発行元:日経ナショナルジオグラフィック