発行元:ファクタ
まとめ
ベーシックサービスという考え方が素晴らしいですね。消費税を上げて、そいつを原資にして、最低限の衣食住医療教育を無料にする。素敵じゃないですか。わたし、どちらかでいうと、FACTAでいうところの新自由主義経済派なのですが、ベーシックサービスに自由主義経済を重ね合わせるといいんじゃないかしら?と思ってしまいます。自由主義経済で問題なのは、競争に負けてしまった人が奈落の底まで落ちてしまうことなのだから。井手教授、凄くまともだなぁ。こういう考えを持つ野党が出てくるといいんだよね。
この本を読んだ理由
月に1度の情報収集
仕事に活かせるポイント
各社の有価証券報告書を細かく読み込むことが重要なんだなぁ。そして、どこどこの会社が株の持ち合いをしているのか?を確認する必要があるのだな。
感想
今月号で気になった記事はこんなところ。
「グーグル唖然バイデン大統領」
左な感じのバイデン大統領がGoogleを分割するんじゃないかって話になっていますが、Googleが分割される前に、バイデン大統領が遠いお空のお星様になってしまうんじゃないかと思います。
「爆走テスラ虚勢張るトヨタ」
そうだよね、トヨタは無理をしているよね。でもね、トヨタがテスラに敵わなかったら、他の自動車メーカーであっても無理だよ。自動車の電動化技術にもっとも長けてるのが、トヨタなんだから。産業の王様と言われている自動車産業ですよ。その主役がみんなダメになる時代が来ちゃったってことですよね。
「スマホ普及で高齢者紙離れ加速」
そりゃそうだろう。いまの70代だって、20年前にはPCをバリバリ使いこなしていたわけだしな。デジタルガジェットを子どものように使いこなすことはできなくても、最低限は使いこなせる世代なんだよな。歳をとったら紙の新聞を読むなんていうことが、幻想なんだよな。
それにしても井手慶応大学教授のベーシックサービスという考えが、素敵すぎる。財源の根拠のないばらまきとか、MMT理論とか、そういうのではない世界。先生の著書である「欲望の経済を終わらせる」は是非とも読んでみたいな。
しかしなぁ。。。FACTAはあまり政治を語らない方がいいような気がするんだよなぁ。自分たちが信じる政治思想によって、記事がゆがんでいる感じがするんだよな。気のせいかもしれないけれど。
タイトル:FACTA 2020.12
発行元:ファクタ