著者:馬庭教ニ
発行元:角川マガジンズ
まとめ
まさにタイトル通りですね。日本に住む教養のある大人を目指すのであれば、漢詩を嗜む必要があるだろうって。中国の詩人以外にも、日本人だって漢詩を読むんですよ。本書には西郷隆盛や、乃木希典の漢詩も収録されていましたよ。漢詩が書けるようになるには、多くの漢詩を読むことか始めないとな。
この本を読んだ理由
教養として漢詩を知っておくと、人生が豊かになると思ったから。
仕事に活かせるポイント
2000年近く前に生まれて、今もこっている漢詩を知ること自体が仕事に活用できますよ。
目次
第一章 唐代以前の詩
第二章 唐代前記の詩
第三章 李白と杜甫の詩
第四章 唐代後期の詩
第五章 唐代以後の詩
第六章 日本人の漢詩
感想
男も四十代になったら、漢詩を嗜まないとね、深い教養をつけないとね。
っていうことで、そのものズバリ本を手にする。世の中には、同じようなことを考えている人が多いんだろうね。
で、漢詩というと、漢文の授業を思い出すわけですが、本書にはそんな教科書に紹介されているメジャーなモノ以外の漢詩も掲載されているのですよ。
奥がふかいな。
「烈士暮年壮心已まず」ですね。
長寿の亀、空に舞い上がる龍、年老いた駿馬、やる気があって筋を通す男らしい男。そんな男の晩年。志だけは千里の彼方に馳せている。
この漢詩の内容が、まんまマンガ「蒼天航路」のベースになっていたとは。知らなかった。
やはり、漢詩を学ばねば。
この本を読んでいたら参考図書として「中国名詩選」が紹介されていたので、読みたくなりましたね。
いやー漢詩に世界は深いね。漢詩がたしなめるようになって、中国語ができるようになりたいのです。
タイトル:大人の国語力がつく漢詩一〇〇選
著者:馬庭教ニ
発行元:角川マガジンズ