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トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考

著者:マーク・ベニオフ/モニカ・ラングレー
訳者:渡辺典子
発行元:東洋経済新報社

 

まとめ

SFAシェアNo1の企業を作りあげたマーク・ベニオフの自伝ですね。Salesforceの企業姿勢について語りまくっている本です。Salesforceという企業を知っていれば、新しいことはあまりないかもしれません。でもね、なんだろう。ここまで大きくなってしまったSalesforceは、ベニオフが、最初に思い描いていた企業なのだろうか?と逆に不安になってしまった。

この本を読んだ理由

そりゃ、マーク・ベニオフの本ですもの。お仕事でSalesforceを扱っている私に読まないという選択肢はないです。

仕事に活かせるポイント

ベニオフが考える「カスタマーサクセスで理解すべき3つのポイント」ですね。①テクノロジーの進化は決して止まらない。②カスタマーサクセスはあらゆるステークホルダーの成功に左右される。③顧客が企業に本当に望んでいることと、実際に可能なこととの間のギャップが急速に解消されつつあること。ほんとは4つあるのですが、2個目がよく理解できなかったんだよね。

目次

Part1 バリューから価値が生まれる
01 始まり サンフランシスコのベニオフ家
02 価値観 何をすべきかが重要だ
03 信頼 第1のバリュー
04 カスタマーサクセス テクノロジーを使って変革する
05 イノベーション AIとエコシステムの力
06 平等 鏡に映る姿を見る
Part2 ビジネスは世界を変えるための最良のプラットフォーム
07 オハナ 企業文化を再定義する
08 社会貢献 未来のトレイルブレイザーに投資する
09 初心 空白のページから同じページへ
10 ステークホルダー 私たちは皆、この地球上でつながっている
11 アクティビストCEO 企業が本気で社会を変える

感想

SFAシェア世界No1のSalesforce。この企業を立ち上げたマーク・ベニオフの自伝です。Salesforceという企業がどんな企業なのか、マーク・ベニオフという人物がどんな考えをもっているのか、を教えてくれます。 

 

Salesforce、良いツールなんだよな。とくに、Sale Cloudは。高いんだけれどね、ライセンス費用はw

 

まぁ、それだけの価値はあるんだけれどさ。

 

本書を読み進めていくと、日本企業(というか、トヨタ)に対する愛を、ものすごく感じるんだよね。あとハワイに対する愛ね。

 

しかし、日本企業でSalesforceを使いこなしている会社というのが、少ないんだな。

 

日本企業が世界基準で比べると、ずれているからなのかもしれませんがね。

でもね、Salesforceが、アメリカ以外に作った拠点の第1号は、日本なんだよな。

何でもかんでもカスタマイズしちゃうんだよな、日本企業って。

だから、本来の性能を手にすることができなくなっちゃうんだよな。

それって、Salesforceのせいじゃないはなしなんだけれどな。

 

なんだろう。

 

ここまで大きくなった、ここまでお金を稼ぐようになったSalesforceという企業は、ベニオフが、当初考えていた企業の姿と同じなのだろうか?

 

おもしろく、一気に読み進めることができるのですが、そこだけどーにも気になってしまいました。

 

 

タイトル:トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考
著者:マーク・ベニオフ/モニカ・ラングレー
訳者:渡辺典子
発行元:東洋経済新報社