著者:西部謙司
発行元:カンゼン
まとめ
やはり、チームとして「どっちにいきたい」って方針が必要なんだよな。方針がなくて現状に合わせるのであれば、合わせればいいけれど、「現有戦力で頑張る」という方針も決めなきゃダメなんだよな。さて、我々浦和レッズはどうするのだろうか?もう、堅守速攻のカウンターサッカーでいいと思うんだよ。
この本を読んだ理由
3カ年計画の1年目がうまく行かない理由が知りたかったんですよね。
仕事に活かせるポイント
今目の前の出来事を語るのに、目で見えている範囲だけを語っちゃダメなんだよな。歴史についての情報が、説得力を増させるんだよな。
目次
CHAPTER1 右翼のサッカーと左翼のサッカー
CHAPTER2 右派と左派の肖像1
CHAPTER3 右派と左派の肖像2
CHAPTER4 ナショナルチームの右翼と左翼
CHAPTER5 欧州サッカーにみる右翼と左翼の興亡小史
感想
浦和レッズが苦しんでいるのですよ。三カ年計画1年目なのに、うまく行かない。うまく行かない中でどうすればいいのか??という中で、この本に出会ったのですね。
ぜんぜん、浦和レッズの関係者じゃないんですけれど。
そして、わかったことは「チームとしての方針が必要だ」ってことだ。方針によって、監督や、選手が決まってくると。
リアクションサッカーで勝利至上主義のサッカー右派も、華麗なコンビネーションサッカーで自分たちを貫くサッカー左派も、「どういうポジションを取るのか?」というポリシーが必要だと。右派や、左派はそのときの状況に合わせるって言うのも、ポリシーなので、それもしっかりと決める必要があるのだと。
で、我が浦和レッズは同なのだ?と。
コンビネーションサッカーこそが浦和レッズだと言われているけれど、コンビネーションサッカーで強かったのって、ミシャ時代だけじゃないか?あとは、オフトの時代。フィンケはそこまで強くなかったしな。
となると、やっぱ、堅守速攻のサッカーのほうが浦和っぽいんじゃないのか?第1次オジェックも、第2次オジェックも、ギドも、オリベも堅守速攻のサッカーだった気がするんだよね。
そこを、フロント陣はどう考えるかだな。
世の中は、とくにJリーグはポゼッションサッカー、大流行だけれど。アトレティコ・マドリードのような堅守速攻のサッカーでもいいと思うんだよなぁ。ポンテ人脈だけでなく、チキ人脈も使って、そんな浦和レッズになって欲しい。
タイトル:サッカー右翼 サッカー左翼 監督の哲学で読み解く右派と左派のサッカー思想史
著者:西部謙司
発行元:カンゼン