WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2020.09.14

発行元:日経BP

 

まとめ

日本型雇用がいい悪いのは無しじゃないんだな。日本型雇用、つまりメンバーシップ雇用で、年功序列な仕組みは、もはや維持できなくなってしまったんですよ。もちろん、すべての会社がそうであるわけじゃないのですが、ある程度の規模以上の会社になったら、そもそも日本型雇用では社員を維持することができない状態となった。いい悪いじゃないんだよな。世界選手権や、オリンピックでは柔道着が青と白に分かれるのと一緒。そこに気がつくかどうかだと思う。

この本を読んだ理由

週に一度の頭の整理

仕事に活かせるポイント

市場が世界に向いている、もしくは世界規模の企業と日本で戦う会社に勤めているのであれば、ジョブ型しかあり得なくなるわけです。で、ジョブ型雇用だとスキルは自分で身につける必要が出てくるわけです。さぁ、頑張ってスキルを身につけよう。

感想

今週号の大特集は「変われるか?日本型雇用 働き方ニューノーマル」ですね。もう、日本的な雇用慣行は、ある程度以上の規模を持つ会社じゃ、維持できないんですよ。他の企業が、ジョブ型で効率よく攻め込んでくるのに、メンバーシップ型で終身雇用じゃ、守ることも、攻めることもできないんだから。そりゃ、リモートワークが無理だったり、Web会議がダメだったり、フェイストゥーフェイスじゃなきゃ納得しない会社もいるでしょう。かたくなに終身雇用や、年功序列を守る会社もあるでしょう。でもね、このコロナ禍で「そういう働き方は非効率」とか「そういう働き方をしなくてもお金ががせける」って知ってしまった優秀な人は、ザ日本企業に就職しなくなっちゃいますよ。「リモートワークだと、サボっているのかどうかが不安」なんていっている人がいますが、ジョブ型採用で成果に対して給与を支払う仕組みになれば、そんな心配しなくなるしね。

もちろん、すべてがすべて「右にならえ」がいいわけじゃない。多様な働き方が立っていいのですよ。ただ、多様な働き方を採用したからって生き残れない会社だって出てくるんですよ。逆もしかりで、生き残る会社も出てきますが。

どんなことが起きても、自分は生き残るという個の力が重要になってくるんだな。

 

そんな今週号で他に面白かった記事はコレ。

 

外国人労働者から”切られる”日本」
ですよね。ただでさえ生活を送るのにお金がかかる環境なのに、仕事は日本型雇用で、日本人優先じゃ、海外から優秀な人はやってこない。それどころか、どうじゃなくても「日本で働きたい」なんて人はやってこないんですよ。安くこき使える外国人労働者がいる前提で成り立っていた産業は、これを機に滅びればいいと思う。

 

「山手線など終電30分繰り上げ JR、大都市圏でも運行縮小」
でしょうな。そりゃ、鉄道会社も、会社だものw アメリカのように大都市圏で早朝からor深夜まで働く必要があるために「大都市圏に住む人」と、ゆっくり通勤ができるor在宅勤務ができるために「郊外でゆとりある場所に住める人」と、「住居費に十分なお金を使えないので、その間に住む人」って社会が別れるんだろうな。

 

「戦略と目標、覚悟を持って突っ走る 停滞打破へ、インテリは闘え」
安藤忠雄さんの言うとおりです。「あれがない、これがない」とハンディキャップを言い訳にしていたら、行動は起こせないのです。ないならば、ないなりに、やっていく方法を考えることが必要です。

 

ウォルマートが当日配送の波紋」
Amazon Primeに対抗して、ウォルマートWalmart+という送料無料当日配送サービスをはじめたのだそうな。ちなみにWalmart+の価格は年98ドル、もしくは月12.95ドル。Amazon Primeは年119ドル。記事によると、どっちかを選ぶのではなく、両方を使うことがメインとなりそうだとな。両方使うってなるとWalmartAmazonの戦いではなく、Walmartとターゲットや、クローガー、コストコの戦いになるという。日本の西友もやるのかな?やらないだろうな。セブンイレブンや、ヨーカドーもオムニチャネルではなく、こっち方面で闘えば良かったのにね。

 

「オンラインツアーから出張代行まで コロナ禍の不便 新ビジネスの芽を育む」
ピンチはチャンスなんですよ。琴平バスが行っている、オンラインバスツアーは気になるな。参加してみたい。リアルなバスツアーが再開となっても、人気は衰えないんだと。TV画面でZoomを表示させたら迫力があっていいと思うんだな。

 

「EC業者の物流駆け込み寺」
荷主と倉庫会社のマッチング、物流管理システムを提供しているオープンロジという会社があるそうな。今後の動向は要チェック。

 

そんな今週号を読んでいたら読みたくなった本はコレ。

 

「中国」の形成 現代への展望 (シリーズ 中国の歴史)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポストコロナの資本主義 挑戦される国家・企業・通貨

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  • 作者:岩村 充
  • 発売日: 2020/08/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

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タイトル:日経ビジネス 2020.09.14
発行元:日経BP