著者:クリス・マクナブ
発行元:日経ナショナルジオグラフィック
まとめ
ゴーストタウンにはゴーストタウンになる理由があったんですよ。でもですね、ゴーストタウンになるまえに、タウンになる理由があったのですね。そのタウンになる理由からが本書で紹介されているのですが、その一連の流れが悲しい。我々人類は地球のがんなのだろうな、と思ってしまうのです。
この本を読んだ理由
緊急事態宣言で人が消えてしまった銀座を見てから「ゴーストタウン」という単語が、頭から離れなくなっちゃったのですよね。
仕事に活かせるポイント
とくにないですね
目次
はじめに
東アジア
中央アジア
インド亜大陸
中東
アフリカ
ヨーロッパ
北米
中南米
オーストラリア
南極
感想
地球上には人が住まなくなってしまった町というのが多数存在している。そして、人が住まなくなってしまった理由は、多種にわたる。文明が滅んでしまったという歴史の強化代的な話もあれば、戦争が理由の場合もあるし、環境破壊の場合も、採れていたはずの鉱物が採れなくなったという話もある。バブルが崩壊してしまったという、21世紀的な理由でゴーストタウンになってしまった町もある。そして、そんな理由でゴーストタウンになるのは東アジアに多かったりするという。
なんだかなぁ。
本書で紹介されている町は、ただ単に「人のいなくなった町」とひとくくりにできるモノではない。
町ができた理由と、待ちが消えていった話まで紹介されていると、人間の愚かさしか感じなくなってくる。
タイトル:絶対に住めない世界のゴーストタウン
著者:クリス・マクナブ
発行元:日経ナショナルジオグラフィック