まとめ
人生に迷ったら、この本をよめばよい。できれば45歳を待たずに、早めに読むと良い。進むべき道は1つじゃない。スキルを新しく身につけるなら、すばやく中級になることを目指すことですね。
この本を読んだ理由
今年で44歳となる私。そりゃ、避けては通れない未来に向けての指針が欲しかったのですよ。
仕事に活かせるポイント
斜めの関係のコミュニケーションの重要性ですね。上下関係でもなければ、横の関係でもない。価値観が共有される関係下でコミュニケーションがおこなわれることがおおいため、日本語は「独り言の応酬」とでも呼べるような、つぶやきを重ねていく傾向が多いってことですね。最近の若者たちと会話が成り立たない理由がわかりました。
目次
序章 僕自身は、どれほど「中途半端な存在」だったか
第一章 40代で「キャリアの大三角形」を描こう 「人生の自由度」を高めるためのたった1つの方法
第二章 信用とは何か? 本邦初公開!自分の「信用度」を数値化できるチェックリスト
第三章 40代の「よくある悩み」に答えます! 「正解」ではなく「納得解」を導き出すヒント
第四章 45歳からの「くらしと家族」 人生後半を充実させるめに、今やっておくべきこと
第五章 40代で一歩を踏み出せば、ここまでできる! 奈良市立一条高校での改革を例に
感想
著者の藤原さんは、元リクルート社員で、初の民間出身校長として杉並区立和田中学校の校長を勤め、その後、様々な地方自治体の教育系の仕事を行い、直近では奈良市立一条高校校長を勤めている人。
この経歴だけを聞くと、ビックリするくらいアカデミックな世界に興味がある人のように思えてくるのですが、最初からそんな人ではなかった。
学生時代や、リクルート時代は、私たちのような「何ものでもない」存在として生活していたのだ。
そんな状況から自分のポジションをみつけ、足元をかためる。100人中1位の人材になることを目指すという。千人に一人というよりも、まずは、100人に1人。そのスキルをみにつけたら、ポジションを広げるために、もうひとつ100人に1人のスキルを身につける。
このようにスキルを身につけて、スキルの大三角形を作り、更新し続けることが重要なのだという。
ふむふむ。
参考になる。
しかし、個人的に一番、参考にしたかったのは、本書の中ではこれですね。
信用がある人の10ヶ条
第1は、挨拶ができる。
第2は、約束を守る。
第3は、古いものを大事に使う。
第4は、人の話が聴ける。
第5は、筋を通す。
第6は、他の人の身になって考える。
第7は、先を読んで行動する。
第8は、気持ちや考えを表現できる。
第9は、潔さがある。
第10は、感謝と畏れの感覚がある。
大人になると「信頼される」ということが、ものすごく重要なるのですよね。