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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

10年10万キロストーリー。1台のクルマに乗り続けた人たち ①

著者:金子浩久
写真:神蔵美子
発行元:ニ玄社

 

まとめ

これ、自動車雑誌に連載されていたんだって、信じられる? それも、20年近く前に。バブル絶頂期に。そう考えると、NAVIという自動車雑誌はすごい。そして、自動車を軸に、ここまでわかりやすく、かつ、読者を引き込む文章力がすごい。

この本を読んだ理由

自動車雑誌連載されていた企画で、一番好きだったのが「10年10万キロストーリー。」だったから。数々の自動車雑誌を読んできましたが、これを超える傑作にであったことはない。

仕事に活かせるポイント

人を軸にモノを語るときの手法ですね。文章の構成力。

目次

はじめに
第一章 クルマは愛着だ
第二章 クルマは家族だ
第三章 クルマは恋人だ
第四章 クルマは主張だ
第五章 クルマは足だ

感想

私、一時期というほど短い期間ではなく、約10年間、ありとあらゆる自動車雑誌を読んでいました。他の生活費を削ったり、借金をしたりしながらでもね。それくらい、自動車雑誌が好きでした。

そんな自動車雑誌の中でも好きだったのがNAVI。そして、NAVIの連載のなかで好きだったのが、この「10年、10万キロ、ストーリー。」でした。

私、自動車、好きなんですけれど、スペック
、あまり気にしないのですよ。スペックとか、速さを気にする時は、レーシングカーや、レースを見ますからね。

この本、このエッセイに登場する人々は、世の中の自動車好きからは、「違うよ」と言われてしまいそうな方々ばかり。ただ、たんに物持ちがよいとか、毎日、たくさん走っているだけじゃないか、と。

そして、この本に登場する方々に「クルマ好きじゃないですよね?」と訪ねても「おっしゃるとおり」という回答が帰ってくるかと。

でもね、この本に登場する人は、全員、紛れもなくクルマ好きだと言い切れますね。家族として、仲間として、道具として、ここまで愛されたらクルマは幸せかと。

そんな人に私もなりたい。