まとめ
いまのニンテンドーを作った天才プログラマー。岩田聡さんを一言で表すと、そんなフレーズがにあう。マリオを作った天才、ファミコンを作った天才、老舗の花札屋の総帥。ニンテンドーには様々な天才がいたのだ。そんな天才陣の中でも飛び抜けていた岩田聡さんの半生を友人が綴り、残した名作。
この本を読んだ理由
日本にはジョブズも、マスクもいないのか?フェイスブックも、Googleもないのか?と調べている時にニンテンドー思いついたから。
仕事に活かせるポイント
任天堂のナカノヒトが、ニンテンドーについて語っている面もある、本書。そんな中でも「任天堂では、採用する人の素養として“誠実で素直か、好奇心はあるか、地頭力があるか”ということを重視している」という採用基準が刺さりました。真似をしよう。
目次
序章 真駒内時代
第一章 高校生活
第二章 バレーボール部
第三章 プログラム電卓
第四章 受験勉強と仮想卒業式
第五章 卒業後の岩田
付録 岩田聡インタビュー(2011年)
終わり
感想
岩田聡さん。
HAL研究所から任天堂に移り、任天堂の社長を勤めた天才ゲームクリエータ。星のカービィの生みの親で、ニンテンドーDSや、willを世に送り出した人。社長在任のまま胆管がんのため、2015年に亡くなってしまった。
天才は短命なのである。そんなことを証明してしまったかのようです。
いま、世界中で大人気のニンテンドーSwitchを生み出し、その大ヒットを見届けることができなかったのが残念。ソニーや、マイクロソフトとは違う軸でゲームの面白さを訴求し、スマホゲーム参入にも道筋をつけた天才。
そんな天才の半生を、友人たちが綴った一冊。岩田聡の私生活も教えてくれるし、岩田聡を通じて任天堂の凄さも教えてくれる。
そんな本書の中でささったフレーズはこれだ。
単に「デキル」ということでなく、周りも一緒にやりたくなるような人であることが大事だね。
ジョブズや、マスク、ザッカーバーグとは違う日本の天才ゲームクリエータの秘密が、このフレーズに詰まっていると思う。