WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

Racing on 506

 発行元:三栄書房

 

まとめ

1990年代ってサーキットが研究室であった最後の時代ですね。そして、共通のフォーマットで様々なレースが行われていた時代ですね。コンピューターシミュレーションではわからない。そんな人間くさい時代のカーレースが好きです。

 

この本を読んだ理由

JTCCの特集にやられて買ってしまいました。

 

仕事に活かせるポイント

重要なのは「人」「もの」「経験」「戦略」そして「勝てる分野を探す」ってコトだな。勝てない分野で頑張ったってしょうがない。プロなんだから、家庭も重要だけれど、それ以上に勝利と言うことですね。

 

感想

特集は「JTCC Part III 未知なるハコ・スプリント、研鑽の実像」ですね。JTCC、つまり全日本ツーリングカー選手権、それも選手権開始当初にスポットライトを当てた特集。なので、アコードや、コロナエクシブではなく、シビックフェリオや、カローラだったりする。


BTCCに準じたルールで、海外勢ががちのレーシングセダンを持ち込み、日本勢VS海外勢の戦いが繰り広げられていた初期のJTCC。

 

JTCCに参戦するマシンでは、個人的にはマツダランティスが好きなのですが、JTCCというカテゴリが好きなので、どんなマシンでもOKです。しかし、シビックフェリオというのは34連敗のマシンだったのね。言われてみれば、勝てなかったよなぁ、と。

 

そして、BMWで参戦していたPrinz Leopold von Bayernさんのインタビューが良かった。過去のレース生活に関する話も良かったのですが、バイエルン地方を治めている貴族としての私生活のお話が良かった。すげーな。20世紀の後半でも、このような貴族がいたのね。きっと21世紀にもいるんだろうな。

 

そんな今月号を読んでいたらエイドリアン・ニューウェイの『HOW TO BUILD A CAR』を読みたくなった。

 

 

こんな素敵な本が日本で発売になるんだ。それも日本語で。