発行元:日経BP
まとめ
コロナショックのど真ん中ですが、こういう状況でも、目の前の危機に対応しながら、来たるべき明日に向かって種をまき続けないと死ぬんだよな。そして、種をまき続ける行為に無駄はないんだよな。ソニーや、ホンダがどうやって誕生したのか? を調べれば、「考えるのを止める」ことの危うさがよくわかると思うんだよね。
この本を読んだ理由
週に一度の頭の整理
仕事に活かせるポイント
東京大学名誉教授である石浦先生の「考えることの大切さ、わかりやすく伝えたい」というフレーズだな。考えることは苦痛だし、時間もかかる。何でも効率化を求める時代です。誰かのまね、誰かをなぞることで「ハックした!」なんていう風潮があります。けど、それじゃ、何も生まれないし、何も育たないんだよな。
感想
今週号の大特集は「種は社内にあるイノベーションの新作法」ですね。「社内に埋もれている技術や、知財を活かそうぜ!」と言うお話。まぁ、そりゃそうよね。すごく基本的なことですが、基本的なことをやっていないから、特集になっているんだろうな、と実感。コロナウィルスの影響が大変なことになっていますが、目の前の危機に対応することは何よりも重要ですが、その傍らで未来医務課って研究をし続けないと、騒動が終わったときには、そういう会社も終わっちゃうんだよな。
あと、地球規模の災害は、今後も発生するので、「サプライチェーンの見直し」と「リモートワークの体制」を構築していないと、これまた会社は死んじゃうよな。リモートワークが可能なのに「やはり仕事は職場に集まって、顔を見合わせてやらなきゃ」なんて昭和の発想の会社は、もう、生き残れないんだろうな。
で、そんな今週号で他に面白かった記事。
「コロナショック 寸断されるサプライチェーン 大震災+リーマンの衝撃」
サプライチェーンがグローバル規模に広がっているからねぇ。そりゃ、そうでしょう。でも、製造という軸以外でも、対策を練っておかなきゃ、だめだよね。今後も、地球規模での災害は発生するのだ。それに備えて、ホワイトカラーと呼ばれている職務の方々は、どんな環境からでも仕事ができる体制を作っておかねば。
そして、100年前のパンデミックであったスペイン風邪が、いまは「インフルエンザA型」と呼ばれているように、新型コロナもありふれた病気になるのだと思う。
「レナウン、株主総会で社長再任を否決 欧米ファンドより怖い中国株主」
もっとも資本主義的メンタリティーを持っていると言われているのが中国だからなw そりゃそうなるだろう。だから、HUAWEIとか、フォクスコンとか、ハイアールという企業が、世界で伸びてるんだよな。
「欧米勢が商用かで逆転 水素立国日本揺らぐ先頭の地位」
CO2削減の切り札で、ヨーロッパでは水素活用ブームなんだとな。で、先行していた日本が負けてしまうと。ヨーロッパでは水素発電所や、水素を都市ガスのように燃料として利用しようとしてるんだと。すげーな。日本だと水素=自動車で頭が固まっちゃっているのかもしれない。しかし、水素を生成するときに、すごく大量の化石燃料を使うとかにならないのかしら?
そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。