発行元:ネコ・パブリッシング
まとめ
イギリス車で一番好きなのはレンジローバーです。スポーツカーだと、TVRグリフィスかな。そんなイギリス車の特集、人にスポットライトを当てているのが素敵だ。クルマが好きになるし、欲しくなる。いま、一番面白い自動車雑誌なんじゃなかろうか。エンスーな、オタクな人のネットワークが、いま、輝いている。
この本を読んだ理由
表紙に写るロータスヨーロッパと、510ブルーバードと、現行型のアルピーヌA110にやられちゃったんだよね。
仕事に活かせるポイント
好きこそものの上手なれってところでしょうかね。
感想
大特集は「The world of the British Cars 当世英国車趣味事情」ですね。モーガン4/4が生産中止になるからと言うことで、英国車特集なのでしょう。「もう新型の4/4が生まれなくなるから、モーガンを楽しんでおこう」という発想から生まれた特集が素敵です。シャシーに木を使うモーガンだから、こだわりの家具職人にモーガンに載ってもらうだなんて。クルマとしての性能を追い求めてもしょうがないというのが、企画から読み取れるのが良いですよね。
それにヨーロッパの記事。記事を書いているのは、日本で最もモダンスーパーカーに詳しいんじゃないのか?と思われる西川淳さん。ロータスヨーロッパだから残っているもの、あるものを、西川淳さんに語らせるなんて素敵。
そして「LIFE WITH ALFAROMEO」という記事の原稿を書いているのは松本葉さんだ。
やっぱさぁ。やはりさぁ。自動車雑誌とはいえ、書き手の顔が見えないとだめなんだよなぁ。そして、その書き手は「社員だから」「編集部員だから」という理由で選んじゃだめなんだよなぁ。
カーマガジン、面白いじゃないか。