発行元:日経ナショナルジオグラフィック
まとめ
なぜ、性差別をするのだろうか? 完全に平等を求めるというのも話が違うけれど、女性という点だけで差別するのはだめなことだよな。そして、いま、ナショナルジオグラフィックがこのような特集を取り上げるのがすごいな。そして、ナショナルジオグラフィックが設立されたタイミングでは、協会に女性がいなかったということを認めるのがすごいな。あと、その時の写真がなかったということを認めるのもスゴい。
この本を読んだ理由
月に一度、世界の情報を知るためです。
仕事に活かせるポイント
「女性だから」という差別をしてはいけないということだな。今までしたこと無いけれどな。個人的な経験から言うと女性のほうが優秀な気がするんだよな。なぜ、逆に男性が、男性だけだからという理由で優遇されていたのかが、わからない。
感想
今月号の特集は「まるごと一冊女性たちの世紀」。ナショナルジオグラフィックに残されている写真や、文章から、女性の権利がどのように認められてきたのか?に迫る本。何がすごいって、1888年1月13日に、33人の男性が米国の首都ワシントンの社交クラブに集まり、ナショナルジオグラフィック協会の設立を決めた、そこには女性がいなかった、と、英語版の編集長がいい切っているところなんだよな。そして、その場面の写真がなかったということを認めている。しかし、それから増え続ける写真のコレクションには、女性の様々な様子が映されていた、と。そんな歴史に触れられるのが、今月号のすごいところですな。
そして、教育とか、政治とか、そういう話も当然のように取り上げられているのですが、それよりも私の興味を引いたのは「軍隊」の世界における男女平等ですな。アメリカ海兵隊の女性新兵の話が、色々と考えさせられますわ。男性の海兵隊員と同じ訓練をしてるんだってな。そして、南スーダンでPKO活動を行っている女性兵士や、シリアで闘う女性クルド人兵士。自由のために闘う。国のために闘うというのは、どういうことなんだろうと思ってしまう。
あと、ルワンダの女性国会議員のお話。内戦で男性の人口が大幅に減ってしまったゆえの女性国会議員。
これもいろいろなんだろうな…と考えてしまう。
ただ、はっきりしているのは女性だからという理由で、女性を差別しちゃならないってことだ。私の知っている限り、仕事においては女性の優秀さのほうが目立つものな。