発行元:ネコ・パブリッシング
まとめ
カーマガジン、驚きの通巻500号。スゴイですね。そして、面白いですね。工業製品としての自動車のクォリティに差がなくなると、比較するような、テストするような記事は面白く無くなるからね。その差が小さすぎて。でもね、クルマを愛する人の感情は千差万別なので、感情な部分にスポットライトを当てると、どこまでも面白い世界が作れるんだよね。
この本を読んだ理由
ベーシックカーの特集が読みたくて、買いましたわよ。
仕事に活かせるポイント
製品自体や、性能にスポットライトを当てるのではなく、利用者や、利用者の感情にスポットを当てると、コンテンツは面白くなるのだな。まさに、ものより思い出。
感想
今月号の特集は「We Love Basic Car」ですね。ベーシックカーにスポットライトを当てた特集。こういう切り口の特集、カーグラフィックだと、難しいだろうな。テストとか、インプレッションだけではクソつまらない記事だから。そして、登場するクルマが、FIAT500、ヌーヴォFIAT500、ロードスター、空冷ビートル、ローバーミニ、2CV、スズキジムニーだものな。
比較しても、テストしても、意味がない、というか「だから、どーした」って世界になるものな。すげーつまらない記事にしかならないしね。スペックがすごいわけでもないし、パフォーマンスが、すごいわけでもないしな。
しかしね、歴史や、オーナーの愛情、マニアのこだわりに話を振ると違ってくる。歴史に話を振れば、歴史小説のような世界になるし、オーナーの愛情や、こだわりに話を振れば、立派な私小説になる。
こういうって、まさにモノ消費から、コト消費って言うのじゃなかろか? 意味合いが違うような気もするけど。