発行元:都市出版
まとめ
浮世絵なんて「ギャラリーフェイク」のネタであるくらいの認識しかなかったです。あんまり芸術に興味はないのでね。でもね、東京の地理に重ね合わせて浮世絵を楽しむという手法は素敵だ。面白い。ということで、浮世絵に興味を持つようになってしまっただ。
この本を読んだ理由
東京のうんちくを知るために、東京人は読んでしまいますわ
仕事に活かせるポイント
東京の地形に関する蘊蓄は、コンテンツを作る際のヒントになるかもしれませんな。
感想
今月号の特集は「浮世絵で歩く東京の凸凹」。浮世絵なんて「ギャラリーフェイク」のネタくらいの認識しかなかったのですが、この号を読んだら、大好きになってしまった。浮世絵の図録があったら買ってしまいたくなるくらいの勢いで、好きになった。
今月語で紹介されている浮世絵は、東京の景色を描いた浮世絵なのですよ。だから凸凹という特集。どんなに歴史が進んでも、どんなに都市開発が進んでも、土地の凸凹というのは解消されにくいわけですよ。シムシティのスタート時じゃないんですから。でもね、気合と根性を入れて本郷台地を切り開いて、御茶ノ水渓谷を作ってしまう人類もいるわけですよ。
そんな様子が浮世絵になっている。
当時の生活習慣まで描かれているので、古地図を見ながら街歩きをするというよりも、楽しいよね。てか、いまの地図だけだと場所がわからないので、古地図が必要なんだけれどな。浮世絵と古地図とカメラを片手に、東京の街歩きをしたいなぁ。
あと、正蔵師匠の食のエッセイがいい。今月は浅草の来集軒。このコラムを集めて単行本とかにしないのかなぁ。
で、そんな今月号を読んでいたら、読みたくなった本はこれ。