編集:ゲシュタルテン(Gestalten)
発行元:グラフィック社
まとめ
もう、このほんに説明や感想は不要でしょう。帯に書かれている”歩きたくなる「道」がきっと見つかる”という言葉がすべてを表していますな。
この本を読んだ理由
ゲシュタルテンのこのシリーズは大好きです。2019年に見つけた最高の本です。というのが読んだ理由です。
感想
世界32のトレイルコースが紹介されている本。行ってしまえばその一言で終わってしまう。のだけれど、ここに紹介されている写真と、文章は何物にも代えがたい。見開きで飛び込んでくるようなレイアウトはWebや電子書籍では実現しにくいんだよね。もう、”書籍”でなければ成り立たない世界。
ガイド本としてもきっちり成り立っていて、距離や、地図だけでなく、トレイルを制覇するのに求められるスキルや、ベストシーズン、必要な工程や、宿泊場所まで教えてくれる。そして、歴史的宗教的背景までも、教えてくれる。中東や、チベットのトレイルコースで勘違いして、現地の人々を不快にさせるようなことがないような、配慮がなされているのも良い。
この32コースを、全部回ることはないでしょう。
でも、この32コースが有るということを知るのが重要なんだよな。
日本も熊野古道が紹介されていますぞ。