監修者:ヘレン・コールドウェルほか
著者:クレール・クイグレー、パトリシア・フォスター
発行元:創元社
まとめ
いつも何も考えずに使用しているパソコンや、ウェブの技術。なんで動くのかは知らないけれど、動くことは知っている。細かいことは、むかし、初級シスアドや、基本情報技術者試験を受けたときにお勉強したけれど、完全に忘れています。子どもがもうすぐ学校でプログラミングを学び始める、そんな時期のお父さんにこそおすすめの本だな。
この本を読んだ理由
会社の若者に「すごい良い本を見つけました!」と進められたんです。「ヲイヲイ。。。」って思ってしまったのですが、読んでよかった。素晴らしい1冊。
この本の目次
1 さぁ始めよう
2 コンピュータサイエンスとは?
3 ハードウェア
4 コンピューテーショナル思考
5 データ
6 プログラミングのテクニック
7 プログラミング言語
8 ネットワーク
9 ウェブサイトとアプリをつくる
10 デジたり世界での振る舞い
11 ソーシャルメディア
12 デジタル世界の課題
13 コンピュータの未来
感想
わたしは、デジタルの技術を使って、ウェブの世界で色々やって、お客様からお金をもらっているわけですよね。なので、パソコンや、ウェブが「こうすれば動く」ということはわかっているんですよね。
わからなかったら、お金を稼ぐことできないですからね。
そして、これらを仕事にしている人々の場合、「わかっていること」が前提条件になるので、誰も細かいことを聞いてこないんですよ。機械語だ、なんだかんだなんてシスアドの試験、もしくは基本情報技術者試験のときに覚えたくらいですよ。
知っていたほうがいいけれど、知らないとできないわけじゃないしな。
でもね、もうすぐ、うちの娘さんが小学校でプログラムを学ぶようになるんですよ。
「お父さんに任しとけ!仕事でやってるんだから!プログラマーや、SEじゃないけれど、最低限のことはわかるぞ!」なんて強気に言い切ったのですが、「あぁ、基礎知らないなぁ」と。
この本を読んで、感じたのはそこだ!
お父さん、基礎を知らなすぎるぞ! 会社で聞かれたら「ググれ、それくらい!」と言えるけれど、コドモにはそれが言えないからな。
お父さん頑張るよ。
そして、お父さんも、この3つのことはちゃんと覚えておくよ。
問題をいくつかの小さな問題に切り分けることを分解と呼び、コンピューテーショナル思考で使う強力なツールです。分解するとプログラマは効率的な解決法を生み出せます。
抽象化はシステムやオブジェクトを構成するようそのうち、どれがそのシステムやオブジェクトの決定的な特徴(失われてしまうと「そのオブジェクト」だといえなくなるもの)なのかを見いだすプロセスです。
エラー用チェックリスト
- ソースコードを調べて文法エラーを探す。示された部分の論理をチェックしてミスを探す。
- エラーメッセージの意味がわからないなら、インターネットで解決法を探してみる。
- 変数の値を表示させるため、変数の中身を画面表示する「Print」などの命令を追加してみる。たいていの場合、プログラムが使うコンソールに結果が表示される。
- print文を加えてからプログラムを実行し、コンソールに表示される各変数の値が適切化チェックする。
やっぱ、基本が重要だよね。