著者:ダニエル・カルダー
訳者:黒木章人
発行元:原書房
この本の感想
上巻に引き続き、下巻。上巻は「THE独裁者」のような人物が取り上げられていたけれど、下巻は少しマニアックな独裁者が取り上げられております。世の中、知らないことだらけだな。
この本の目次
第2部 異型の独裁者たち
1 小悪党たち
2 カトリックの独裁者たち
3 頭脳破壊マシン
4 中東の試み
5 死者の書
6 もう1冊の『緑の書』
第3部 崩壊と狂気の時代
1 真夜中の超退屈な庭で
2 北朝鮮 金正日のメタフィクション
3 キューバ 究極のおしゃべり野郎、そのなはカストロ
4 イラク サッダーム・フセインのヒストリカル・ロマンス
5 ポスト・ソ連 ツァラトゥストラ同志
6 トルクメニスタン すべてが終わった時代の本
第4部 終わりなき死
感想
独裁者が記した本を紹介してくれる、そんな本書。上巻に出てくる独裁者は、教科書でも目にすることができるような名前。下巻に出てくるのはニュースに出てくるような独裁者。
しかし、知らない独裁者もいるわけでね。
アントニオ・サラザール、フランシスコ・フランコ、ホルローギーン・チョイバルサン、クレメント・ゴットワルト、ヨシップ・プロズ・チトー、エンヴェル・ホッジャ。
まだまだ知らないことだらけですな。