著者:鷹松弘章
発売元:スターティアラボ
まとめ
世界基準ではっきりしたことは、親が幸せでなければ、子供は幸せに育たたないということだ。そして、親の幸せとは金銭的にとか、社会的にとかではなく、生き生きと楽しそうに生活をして、家族が平和になっているということなのだ。ということで、我が家は奥さんとの夫婦仲は自慢できるくらいに良いので、そこはダイジョブかな? あとは、うちの娘さんの背中を押してあげよう!
この本を読んだ理由
そりゃ、うちの娘さんには幸せになってほしいですもの。
この本の目次
はじめに
幸せとは何なのか?
ルール1 「好きなこと探し」を応援
ルール2 「してはいけない」ことを教える
ルール3 「他人との違いが素晴らしい」と教える
ルール4 「お金の実体」を正しく教える
ルール5 教育の本質「自立」へ向かわせる
ルール6 「徳の循環」の心を育てる
ルール7 「親の幸せ」その背中を見せる
感想
著者は元Microsoftのおえらいさん。著者の結婚人生は幸せであったわけではなく、奥さんとの離婚に2年もの時間をかけてしまい、多くの負担を娘さんにかけてしまったのだそうな。親権を得ることはできるけれど、日本円で数千万円以上の借金を背負うこととなったと。絶望の人生の中、子供だけが生きる希望であり、そんな厳しい人生の中で、いまの奥さんとなる再婚相手の女性と出会うと。
お父さんとお母さんが離婚して、お父さんは借金まみれになり、アメリカに引っ越し、そして、新しいお母さんがやってきて、姉弟までできた。著者の娘さんにはパワーワードすぎる出来事が並ぶような状況なわけですよ。
そんな中で、著者は「どうすれば、娘や、家族が幸せになるのか?」を考えた。そして、実践した。
そして、そのエッセンスをまとめてこの本ができた。
勉強させろとか、海外生活を体験させろとか、AIに負けるなとかは一切出てこない。
凄くフツーなことが出てくる。
何よりもそのとおりなのが、「幸せな親にしか幸せな子供は育てられない」と「親の幸せや夫婦仲が子供におよぼすもの」というところ。
想像してみてください。そういう親を見ながら子どもはどう育っていくのでしょう。もっというと、私達が結婚する時、お手本にできるのは誰でしょうか。自分の親が一番近い存在で、その次に祖父母や親戚ではないでしょうか。家族・親族というのは、子どもたちに過程や夫婦の幸せの形を見せる役割を担っています。
このフレーズがぐさっと心に刺さりましたな。
幸せでない人間には他人を幸せにできないのですよ。
凄く良い本でした。
世界基準の子育てのルール 子どもも親も幸せになる本当の子育てとは何か
- 作者:鷹松 弘章
- 出版社/メーカー: ごきげんビジネス出版
- 発売日: 2019/05/17
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)