発行元:日経BP社
まとめ
いらないのは単なる中小企業ではなくて、時代の変化についていくことのできない中小企業なのだな。そういう新陳代謝が起きないのがダメなんだよな。でも、ふつーに時代についていけない中小企業を倒産させてしまうと、その企業に勤務していた人が転職できにくくなっちゃうからなぁ。そういう社会の慣例も含めて、変化が必要だなぁ。
この本を読んだ理由
週に一度の情報の整理ですな
感想
今週号の特集は「中小企業本当に要らない? 展望ポスト大廃業時代」ですな。デービッド・アトキンソンさんが書いた『国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか』が元になってできた特集ですな。アトキンソンさんいわく「生産性(就業者一人あたりGDP=国内総生産)の低迷」が日本経済の成長率が低い原因であると言っているのだと。で、中小企業は小さすぎるので、モロモロの投資もできず、やすさだけでビジネスをしているのが行けないと。さらに、OECDから中小企業基本法で行っている手厚い保護がいけないという指摘ももらっているそうな。
いらないのは単なる中小企業ではなくて、時代の変化についていくことのできない中小企業なのだな。そういう新陳代謝が起きないのがダメなんだよな。でも、ふつーに時代についていけない中小企業を倒産させてしまうと、その企業に勤務していた人が転職できにくくなっちゃうからなぁ。そういう社会の慣例も含めて、変化が必要だなぁ。
働き方改革が進んで、副業が当たり前になって「会社に頼って生きる」ということが普通じゃない時代になれば、解決するんだろうなぁ。
他に面白かった記事。
「パナソニックがクラウドファンディング 大企業の弊害、打破できるか」
おもしろ発想だ!社内稟議を通して予算を獲得するような手間を掛けるのであれば、クラウドファンディングでお金を集めて、実行してしまいましょうと。マーケティング的にも、プロトタイピング作成的にも使えますなぁ。ここに参入できる企業は生き残りそうだね。
「英科学誌ネイチャーが批判 困惑する日本の再生医療業界」
ネイチャーが起こっているそうな。2014年に日本が導入した再生医療製品を対象とする早期承認制度に対して。治験で安全性が確認され、有効性が「推定される」データが得られた再生医療製品を条件・期限付きで承認し、市販可能にするもの。この制度に対して、ネイチャーが噛み付いたと。ダメだと言われているのは「ランダム化比較試験」にたいしてなんだと。しかし、記事を読み込んでも何がダメなんだかよくわからないので、原文をあたってみよう。でも、もう、あんな難しい英文読めないだろうなぁ。
そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。
CHANGE 僕たちは変われる 日本フェンシング協会が実行した変革のための25のアイデア
- 作者: 太田雄貴
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2019/10/09
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- 作者: ロナルド・A・ハイフェッツ,マーティ・リンスキー,アレクサンダー・グラショウ,水上雅人
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2017/09/06
- メディア: 単行本
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オープン・サービス・イノベーション 生活者視点から、成長と競争力のあるビジネスを創造する
- 作者: ヘンリー・チェスブロウ,博報堂大学ヒューマンセンタード・オープンイノベーションラボ,TBWA博報堂
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2012/10/20
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