発行元:日経ナショナルジオグラフィック
まとめ
今月号のテーマは「命を懸けて新天地を目指す」なんですが、いろいろと考えさせられてしまいますな。ただ、わかっているのは移民や、難民をプロパガンダの道具にしてはいけないということと、移民や難民の子どもたちには、移民先の教育をしっかり受けさせることだよな。教育を受けさせ、言葉と文化がわかるようになること。強制的に同化させなくても、こうすることで、孤立化して、先鋭化することはなくなると思うんだよな。
この本を読んだ目的
毎月、読むのは世界の話ですよね。
目次
FEATURES
特別レポート 移動する人類
移民とともに地球を歩く
国籍のない赤ちゃん
新天地の苦しい現実
人生が交差する国境
ヨーロッパ人はどこから?
生き抜くクズリ
ダライ・ラマ希望の力
PROOF
阿蘇の草原と生きる
EXPLORE
魚で野菜を育てる
サーフボードを作る道具
ロープに命を託して
食品包装は変われる
米国首都はどこが暑い?
THROUH THE LENS
渓流で見つけた安らぎ
感想
今月号のナショナルジオグラフィックは重いなぁ。移民。戦争や政治の被害者であり、移民ではなく難民だ!と騒ぐ方々がいる一方で、仕事を奪い、治安を悪化させる人々だ!と騒ぐ人々もいる。
なんちゅうか、本中華。そんなイデオロギーを取っ払った本当の移民の姿を映し出そうとした特集だ。
なんだろう?この感じ。とりあえず、移民・難民の問題はリアルタイムで発生していることであり、なくなった話はないってことだ。そもそも、ヨーロッパ人だって、ヨーロッパの周辺からの移民が旧住民を取り込んでいった結果ではないか、と。
うむ。アメリカや、カナダ、オーストラリアなんて、まさに移民国家だもの。しかし、そうやって移民を受け入れる国も少ないんだよ、と。逆に中国のように周辺の少数民族を駆逐させようとする国もあるんだよ、と。
重いよなぁ。いろいろと考えてしまう。
あと、クズリはグリズリーとはちがういきものだったね。アメリカの自然の中を旅してみたいものですな。