著者:小池智和
発行元:KADOKAWA
まとめ
さすが、元リクルートにして、元salesforce。営業に対する考え方、それも、フェーズで営業プロセスを管理するという考え方は、すごくまとめられている。なんだろう?このすばらしさ。本書のキモはMAツール、マーケティングオートメーションツールの導入手法ではなく、小池さんが語る営業のプロセス管理だな。営業のプロセスがしっかり管理できていなければ、MAツールを導入しても、だめだもんなぁ。
この本を読んだ目的
マーケティングオートメーションを日本で一番導入した会社の社長さんの本。そのノウハウを教えてもらうために読みましたわ。
目次
はじめに
CHAPTER 1 マーケティングオートメーションで営業の何が変わるのか?
CHAPTER 2 マーケティングオートメーション×CRMでできること
CHAPTER 3 成果を出すためのマーケティングオートメーション×CRM
CHAPTER 4 成果を出すオートメーションパターンとシナリオ
CHAPTER 5 マーケティングオートメーションの導入
CHAPTER 6 マーケティングオートメーションの活用事例
感想
仕事でもよく見かける&競合するtoBeマーケティング。その会社の社長が小池智和さん。
日本で一番MAツール、マーケティングオートメーションツールを販売して、導入してきた会社のトップ。
そのノウハウが詰まった本。
ひと言で、感想を言うとしたら「買ってよかった。読んでよかった」。
SaaS製品(製品っていうくくりも変ですが)を扱う会社で、売上をすごい勢いで伸ばし続けている会社。その秘訣は営業力だと思っていたのっですが、実際に、営業力はすごいんですが、それだけじゃないということがよくわかりました。
でもね、この本のウリタイトルにあるような「MAの導入」というポイントじゃないです。CHAPTER 1と2が全てです。リクルートとSalesforceという営業力を売りにする会社で結果を残してきた人。
その結果は再現性がある。
なぜか?
営業のフェーズ管理、プロセス管理がしっかりしてるからなんだよな。
そして、MA導入を成功させるのではなく、導入したMAを成功させるためには、営業のフェーズ管理、プロセス管理が何よりも重要なんだよな。そんなことを気づかせてくれる本。そして、ノウハウとまでは言わないけれど、営業のフェーズ管理、プロセス管理のポイントが本書では述べられているのです。
そこが素敵すぎます。