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ビジネスモデル for Teams 組織のためのビジネスモデル設計書

著者:ティム・クラーク
共著:ブルース・ヘイゼン
訳者:今津美樹
発行元:翔泳社

 

まとめ

ビジネスモデルキャンパスをチームに適用する。それって、ビジネスモデルキャンパスを使って、チームである企業のビジネスモデルを研究することだと思っていたわ。それが間違いでした。

 

この本を読んだ目的

うちのチームでビジネスモデルキャンパスを使って、とある企業の研究をするための

本で買ってみたのですが、違いましたね。
そうなんですよね。チームも経営という考えが必要なんですよ。言われれば気がつく。
「チームを経営する」ということは、ニアリーイコールでマネジメント力を上げるってことだから、この本は、マネジメント力養成本登しても使えますね。

 

目次

1.「大局的視点」で働くためのセオリー
2.ビジネスモデル
3.チームワーク
4.応用ガイド

 

感想

てっきり、ビジネスモデルキャンパスをチームで利用して、企業研究をするものだと思っておりました。そうおもって、この本を買ったんです。が、違いましたわ。

 

①CS
Customer Segments 顧客セグメント 
必ずひとつ以上の顧客セグメントに関わることになります。
誰のために価値を想像するのか?
最も重要な顧客は誰なのか?

②VP
Value Propositions 提案価値
ある提案価値によって、顧客の抱える問題を解決したり、ニーズを満たします。
顧客にどんな価値を提供するのか?
どういった問題の解決を手助けするのか?
顧客のどういったニーズを満たすのか?
顧客セグメントに対してどんな製品とサービスを提供するのか?

③CH
Channels チャネル
価値提案を顧客に届けるには、コミュニケーション、流通、販売などのチャネルが必要です。
どのチャネルを通じて、顧客セグメントにリーチしたいか。
今はどのようにリーチしているのか。
チャネルをどのように統合できるのか。
どのチャネルがうまくいっており、
どのチャネルが最も費用対効果が高いか。
チャネルを顧客の日常と、どのように統合すればよいのか。

④CR
Customer Relationship 顧客との関係
顧客セグメントごとに顧客との関係が構築、維持されます。
顧客セグメントがどんな関係を構築、維持してほしいと期待しているのか。
どんな関係をすでに構築したのか。どれくらいのコストがかかるのか。
ビジネスモデルの他の要素と同統合されるのか。

⑤R$
Revenue Streams 収益の流れ
顧客に価値提案が届けられた結果、収益の流れが生まれます。
顧客はどんな価値にお金を払おうとするのか。
現在は何にお金を払っているのか。どのようにお金を払っているのか。
どのように支払いたいと思っているのか。全体の収益に対して、
それぞれの収益の流れがどれくらい貢献しているのか。


⑥KR
Key Resources リソース
これまでにあげた要素を提供するのに必要となる資源のことです。
価値を提案するのに必要なリソースはなんだろうか。
流通チャネルや顧客との関係、
収益の流れに対してはどうだろうか。

⑦KA
Key Activities 主要活動
そしてもちろん、実際の活動が必要となります。
価値を提案するのに必要な主要活動は何なのか?
流通チャネルは? 顧客との関係は? 収益の流れは?

⑧KP
Key Partoners パートナー
アウトソースされる活動や、社外から調達されるリソースです。
主要なパートナーは誰だろうか。主要なサプライヤーは?
どのリソースをパートナーから得ているのか?
どの腫瘍活動をパートナーが行っているか?

⑨C$
Cost Structure コスト構造
ビジネスモデルにおいて特有の最も重要なコストは何だろか?
どのリソースが最も高価だろうか。
どの湯用活動が最も高価だろうか。

 

という概念はあったのだけれど、この概念を使って「ビジネスモデルを使って、チームワークを強化する」わけだったのですな。
やばい。。。期待していたのと違ったw

 

でもね、「誰のために役立っているのか?」「どのように役立っているのか?」を整理するには最適なフレームワークよね。

 

うん。

 

そのとおりなんだけれど「ビジネスモデルキャンパス」の純粋な続編だと思っていたのですが、それはワタシの勘違いですね。
ちゃんとチームを運営するときに、この本を読もう。

 

 

ビジネスモデル for Teams 組織のためのビジネスモデル設計書

ビジネスモデル for Teams 組織のためのビジネスモデル設計書