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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

稼ぐ人が実践しているお金のPDCA

著者:冨田和
発行元:KADOKAWA

 

まとめ

都庁の財政を立て直した石原都知事。何をやったのかというと、都庁の財政に複式簿記と発生主義を持ち込んだこと。お金のPDCAも、お小遣い帳のように家計を管理しましょうではなく、石原都知事のような視点で会計を見直しましょうというお話。家計というより、会計だな。財務。自宅のP/LとB/Sを見ながら、投資をしていきましょうというお話。

 

この本を読んだ目的

What:お金持ちになりたい
Why:お金持ちになる方法というよりも、正しくお金を使う方法が紹介されておりましたな
How:P/LとB/Sで家計を管理し、「これから使うお金は投資なのか?浪費なのか?」を判断していく

 

目次

はじめに
第1章 お金のPDCAは「見えない不安」を照らすヘッドライト
第2章 「お金のPDCA」を鬼速で回す
第3章 時間はお金で買える-時間資本
第4章 自分を「資本」とする稼ぎ力-人的資本
第5章 お金に働いてもらう稼ぎ力-金融資本
おわりに

 

感想

老後に2000万円必要だ!なんて話が世の中を騒がせております。もう、だれも「年金だけでゆとりある老後の生活が送れる」なんて思っていないのに、何なんでしょう、この大騒ぎ。


とはいえ、心配になって、この本を手にとってみました。お金はないよりあったほうがいいんでね。

 

で、この本には「長期で投資をしなさい」とか「INDEX投資をしなさい」とか「これからは仮想通貨です」なんて話は、出てこない。本書んい貫かれている考え方は、家庭を経営してみましょうということ。シンプルに「収入-支出」のお小遣い帳的な家計管理ではなく、損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)を作って、無理なくB/Sが大きくなるように、家庭を経営していきましょうというお話。

 

なので、最低でも簿記3級の知識がないと、この本は読み解け無いです。

 

でもね、簿記3級をとれと言っているのではないのですよ。簿記3級の知識を身につけてから、読みましょうと言っているのだよ。

 

P/LとB/Sを理解していれば、75歳になっても住宅ローンが残っているとか、退職金や、ボーナスを見込んで、住宅ローンを組むとか、そういうコトなくなると思うのよねぇ。別に、住宅ローンでなくても、生命保険でもいいんだけれど。

 

そーいえば、私も、住宅ローンを組むまでは、結婚しても、お小遣い方式で家計をやりくりしていましたよ。奥さんも働いていましたし、それぞれ別のお財布として管理してましたからね。でもね、家を買ってから、住宅ローンを組んでから、そうは行かなくなてきた。

 

「住宅ローンを支払うことで借金は減るけれど、そもそも住宅ローンはワタシの年収以上だし、どーなっちゃうの?」的な。

 

そこから、P/L、B/S的に家計を管理するようになったんだよね。

 

なので、この本は自分の背中を押してくれるような内容でしたね。

 

稼ぐ人が実践している お金のPDCA

稼ぐ人が実践している お金のPDCA