著者:中西孝樹
発行元:日本経済新聞社
目次
第1章 自動車業界の概要と発展
第2章 自動車業界の焦点
第3章 経済危機後の世界の自動車市場:先進国から新興国の時代へ
第4章 主要企業を見る
第5業 今後の展開を探る
感想
本書は初版が2006年に発行され、2010年に第二版されたのですが、そんな第二版だったりします。つまり、2019年から10年近くも前に書かれた本なわけですよ。
2008年にリーマン・ショックが発生し、世界中の自動車産業が超大打撃を食らったわけですね。それで「あの」トヨタですら、赤字になったわけですよ。
そんな時代の直後に書かれた本。もちろん、最新版もあることでしょう。間違えて読んだのが、第二版だったんですよ。
でもね、自動車業界の基本的な話はまとめられておりまして、そのベースを知ることにはもってこいでしたね。知ってましたけれどね。
しかし、10年で大きく変わったもんですよね。。。
400万台クラブとか、懐かしい単語が出てきたりします。そうですね、三菱自動車はダイムラー・クライスラーと提携していましたね。まつだといえばフォードでしたね。マツダが設計したプラットフォームが、フォードグループ各社で使われていたなんて話もありましたね。
で、10年。
いまや、ハイブリッドは一般的になり、プラグインハイブリッドとか、電気自動車が一般的になったもんなぁ。テスラとか、専業メーカがあるし。
そして、自動運転や、コネクテッドカーが一般的になりつつあるしな。
でもね、そんなベースとなる技術は10年前にもあったということが、本書を読んでいるとわかったりするんだよ。
10年後の自動車産業はどうなるんだろうな。。。ほんと。
自動車<第2版> (日経文庫 業界研究シリーズ) (日経文庫―業界研究シリーズ)
- 作者: 中西孝樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/01/16
- メディア: 単行本
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