著者:エルロ・フラー
訳:鴨志田恵
目次
オオオビハシカイツブリ
ワキアカカイツブリ
バライロガモ
ニューイングランドソウゲンライチョウ
ウェーククイナ
レイサンクイナ
エスキモーコシャクシギ
リョコウバト
カロライナインコ
ゴクラクインコ
ワライフクロウ
ハシジロキツツキ
テイオウキツツキ
ヤブサザイ
アルダブラシマヨシキリ
ムナグロアメリカムシクイ
キモモミスツイ
キガシラハワイミツスイ
キゴシロハワイミツスイ
カオグロハワイミツスイ
マリアナヒラハシ
フクロオオカミ
オオツギホコウモリ
カリブモンクアザラシ
ヨウスコウイルカ
クアッガ
ジョンブルグジカ
キタハーテビースト
感想
これぞ後世に残すべき本なのでしょうね。人類が進化発展する過程で、その種を滅ぼしてきた動物の写真が紹介されている。いわば、絶滅動物の写真集。
へー、そんなのあるんだ。
というのが最初の感想だったのだけれど、読み込んでいきますと、はっきりと鮮明なカラー写真で、その姿が捉えられている動物の少ないこと。ヨウスコウイルカくらいしか「写真ですね」と思えるものはないのですよ。それ以外は白黒写真、それも、いわゆる35ミリフィルムではなく、もっともっと原始的な写真機で撮影されたものばかりなのですよ。
どーやって?
そして
すごいよ。。。
坂本龍馬や、新選組の写真が残っているのと同じレベル。人間でさえ撮影するのに時間がかかっていたのに、被写体は動物ですよ。それも、動物園にいる動物ばかりではないのですよ。
というわけげ、ものすごい貴重な写真集。ここに、ベンガルトラや、アムールトラ、アムールヒョウ、そしてキタシロサイがここに並ばないことを祈ります。でも、オスがいなくなったキタシロサイが増えるって言うのもあれだよな。