発行元:日経BP
感想
大特集は「シャープ、東芝、タカタにいた人の今 売られた社員の20の運命」。私の会社もつい最近買われて、七月からの親会社の方々が役員として大挙乗り込んでくるのですな。で、どーなるのか?グダグダな経営陣がまともになるんだろーな、と。
ちなみに今週号で紹介されているよう20の運命は、こんな感じ。
1 かつてないハードワーク
2 人事評価権の損失
3 親会社ファースト社員の増加
4 数値管理の徹底
5 英語が必須スキルに
6 根回しが無効化
7 給与の減少
8 自由闊達な空気が消滅
9 取引先が激変
10 ポストの消滅
11 望まぬ出向
12 出世プランの崩壊
13 能力の低い経営者が送り込まれる
14 会社が抱えていた構造的問題の解決
15 パワハラ幹部が失脚
16 仕事の充実
17 わらしべ長者
18 給与のアップ
19 信用力向上
20 出世の道が開く
うちの会社はどっちにはまるのだろうか。とりあえず、いまの会社は経営陣とマネージャー陣が組織をいじるしかしてなかったからな。まともな経営陣とマネージャーが来れば、まともな会社になるのじゃないかしらね。
で、他におもしろった記事。
「米国で続く大型上場 ユニコーンはたんこうのカナリアか」
新興企業の株式上場は株式相場が高止まり、もしくは天井にあたっているときにおこなわれる。だって、新興企業の上場で求めているのは上場益なんだから、不景気で株価が底な時には行わない。一番株価が高いときに上場すると。だから、大型上場が続くということは、景気が絶好調で、あとは下がるだけのタイミングだと。ナルホド。ためになる。
「日本は成長余地が大きい 日本マクドナルドホールディングス社員兼CEOサラL.カサノバ」
プロ経営者の跡を継いで日本マクドナルドのトップになった方ね。そして、日本のマクドナルドを復活させた人。マクドナルドはどんな場所なのかを知ってる人だね。ドナルドとハンバーグラーがいる空間は、営業途中のサラリーマンがタバコ吸いながら休む場所でもなければ、夜中に家なき人や、電車がなくなって帰れなくなった人が休む場所じゃないんだよな。小さな子供のいる家族連れや、中間層の家庭に育つティーンエイジャーがやってくる店なんだよな。そこにフォーカスしたから復活したんだよな。たぶん。これ、マーケティングの基本だよな。ポジショニングとターゲティングだものな。
そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。