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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さん「カンマニ」が綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

小池一夫のキャラクター進化論(1) 漫画原作(秘)の書き方

著者:小池一夫
企画・構成:山橋清春
発行元:星海社

 

目次

はじめに
第1章 漫画原作ってなンだ!?
第2章 漫画原作はこう書く!(基礎編)
第3章 漫画原作はこう書く!(実践編)
第4章 漫画原作者になるための心得

 

感想

子連れ狼」でお馴染みの小池一夫先生が記したマンガの入門書。小池塾から巣立った高橋留美子先生のような漫画家になりたいわけでもなく(いや、なれたら嬉しいけれどね)、仕事で物事を伝える際に「伝わりやすく説明する歩法」ということを知りたく、色んな本に手をかけている中、この本に出会いました。

 

小池先生の教えを守っていれば、確実に漫画原作者や、漫画編集者、そして漫画家になれるんだろうなか、と思えてくる1冊です。「明日のジョー」や「巨人の星」でお馴染みの梶原一騎先生は、小池先生が漫画の描き方を若者に教えるというと「そんな事すると、我々の敵が増える」とアドバイスをしてくれたのだそうな。

 

私も昔は梶原一騎先生の考え方を持っていたけれど、最近は違う思い、小池先生と同じような思いを持つようになってきましたわ。それはどういうことかといいますと、7ページに書かれているずばりコレですね。

 

新たな才能が増えれば、その業界の裾野が広がります。

 

そうなんですよね。新しい才能がでてくれば市場の裾野が広がる。っもちろん、梶原一騎先生のいうように敵が増えるかもしれないけれど、敵が増えたってそう簡単にワタシが負けるわけがないと。負けてしまったら、それは引退をするときだと。力士や、プロレスラーと同じ考えですね。そういうことで、ワタシは自分のノウハウをどんどんと若者に伝えております。

 

さてさて。先程書いたように、この本を選んだ&読んだんおは「物事をわかりやすく伝わりやすく説明する」そのヒントを得るために読んだわけですケけれど、そのことに対して応援してくれる記述が110ページにありましたね。

 

面白いセリフを磨くには言葉の感性を鋭くすること

 

これ、まさにそうなんだよね。人に伝わる言葉を書くには、言葉を完成を鋭くしなければならない。うちの若者に「落語を聞け」って言い続けているのですが、まさにそんな事が書いてありましたわ。

 

そして、漫画家になるための本なわけでして、マンガ(の原作)が小説と違う点がしっかりと書いてあるのですが、これ、目からウロコでした。

 

小説は「主観」を、マンガは「客観」を大事にするメディアなのです。
小説では主人公の「主観」で描くことができます。
読者は、主人公の「心の声」を直接聞くことによって、キャラクターの心の中に入っていくことができるのです。
しかし、マンガのキャラクターはあくまでも「客観」で描きます。
主人公も、脇役も同様に、外から見た「客観的」な絵として描かれます。 

 

 

あ、まさにそうですよね。

そして、この台詞が刺さった。

 

「客観」とは「お客様」への「おもてなし」である。

 

客観とはおもてなし。
客観とはわかりやすさ。

 

なのね。

 

でも、一番刺さったのは

 

「なりたい人」ではなく「書きたい人」
まずは「書き始める」、「そして書き上げる」

だね。

 

高橋留美子先生は、小池先生の教えを受けて、ずっと書き続けていたんだって。
流石です。